厚生労働大臣に要望を提出
全ての看護職員の労働環境改善のための財政支援を要望
福岡厚労大臣(左)に
要望書を手渡す秋山会長
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2025年6月12日、「令和8年度予算・政策に関する要望書」と題する要望書を厚生労働大臣へ提出しました。
すべての地域、あらゆる世代の人々が適切な医療・看護・介護を受けるには、それらを支える提供体制の整備が不可欠であり、特に医療と介護をつなぐ看護がその役割を十分に発揮できる環境整備が急務です。また、賃金上昇を上回る物価高騰が続く中、労働に見合う処遇と、やりがいを持ち、安全かつ健康に働き続けられる労働環境の確保が欠かせません。このような状況から本会は、令和 8 年度予算案等の編成、政策の策定にあたり、看護職の処遇改善など、主に下記について要望しました。
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- 医療・介護に従事する看護職の処遇改善
診療報酬の期中改定も視野に、看護職の賃金上昇に結びつく財政支援と、在宅・介護領域(訪問看護・介護施設等)で働く看護職の処遇改善を目的とした財政支援を - 夜勤交代制勤務従事者の健康確保のための労働基準法の改正
労働負荷が大きい夜勤交代制勤務に従事する労働者の健康確保のため、労働基準法を改正し、法定労働時間の短縮、深夜業の割増賃金の増額を要求 - 働く世代の健康を支える産業保健体制の強化
人々が健康に働くための支援は、仕事と治療の両立やメンタルヘルス、疾病予防など多岐にわたる。その支援の実効性を高めるため、産業
保健体制の強化を - .2040年に向けた看護提供体制のありかたの検討
2040 年に向けて看護提供体制を確保するため、看護職の教育のあり方なども含め、看護提供体制全体を捉えた検討を
- 医療・介護に従事する看護職の処遇改善