看護倫理
自らの行動を律する職業倫理規定を有することは専門職の条件の1つです。日本看護協会は、1988年に我が国初の看護職の行動指針として「看護師の倫理規定」を作成しました。その後、2003年には、それまでの時代の変化に応じた内容に改訂し、「看護者の倫理綱領」として公表しました。
公表から17年が経過し、看護を取り巻く環境や社会情勢が大きく変化していることから見直しを行い、2021年3月に「看護職の倫理綱領」として公表するに至りました。
看護職が適切な倫理的判断を行うよりどころとして、本綱領をそれぞれの現場でご活用ください。
- 看護職の倫理綱領
- ICN看護師の倫理綱領(国際情報)
- ICM助産師の倫理綱領(国際情報)
- 臨床倫理委員会の設置とその活用に関する指針
会員専用ページ「キャリナース」に掲載しています。
看護職のための自己学習テキスト
本会は、2008年2月に「看護倫理―看護職のための自己学習テキスト」を作成しました。
2017年4月に改訂を行い、今回、「看護職の倫理綱領」の公表に伴い、本テキストを改訂しました。
本コンテンツは、看護職の皆さまが現場で悩んだり疑問を感じたりした際に、前向きな対応ができるよう、そのヒントとなる情報を幅広く提供するものです。
事例分析を通した看護のあり方のほか、社会的関心の高い倫理的話題およびそれに対する看護職の基本的考え方などを掲載しています。
日々の看護に悩んだとき、後輩や部下からの相談に応じるとき、倫理に関する勉強会に参加するとき、報道を通して高度医療等に伴う倫理的問題に興味をお持ちになったときなどに、そのヒントや参考資料としてご活用ください。
看護職のための自己学習テキスト
看護倫理に関する情報
2018年3月14日 「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の改訂について
厚生労働省は、このたび平成19年(2007年)に策定した「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を改訂しました。
これは、平成29年度(2017年度)に開催された、「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」での議論を踏まえたものとなっています。
改訂の主なポイントは、ACP(Advance Care Planning)の概念を盛り込んだこと、高齢多死社会の進展に伴い、地域包括ケアの構築に対応する必要があることから、在宅医療・介護の現場で活用ができるように活用できるようにしたことなどです。詳細は下記をご参照ください。
「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の改訂について(平成30年3月 厚生労働省ホームページ)
人生の最終段階における医療・ケアの普及・啓発の在り方に関する報告書(平成30年3月 厚生労働省ホームページ)
人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)について(厚生労働省ホームページ)
その他
「精神科病院における障害者虐待防止の手引き」(令和5年12月1日)(日本精神科看護協会ホームページ)
「みんなで学ぼう 精神科医療現場の虐待防止 動画」および「動画視聴ガイドライン」(日本精神保健看護学会ホームページ)
「爪のケア」に関する刑事裁判判決をうけて(平成22年12月)
よりよいウェブサイトにするために
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