看護基礎教育制度改革の推進

看護師基礎教育の4年制化の推進

現在、疾病構造の変化や少子超高齢社会の進展など医療をめぐる状況は大きく変わり、また医療・介護提供体制も大きく変化しようとしています。

その中で、看護師には、対象者の複雑性・多様性に対応した、より総合的な看護ケアの提供が求められています。これは、働く場にかかわらず全ての看護師に必要なことであり、今まで以上に、さまざまな情報を統合し、その上でタイムリーに判断・対応していくことが求められています。しかし、現在の看護師基礎教育の内容は、複雑な状況にある対象者を想定したものとはなっていません。

これまで看護師基礎教育は、社会から求められる能力の変化に応じ、科目数を増やしてきました。けれども、約30年間にわたって、総教育時間数は増加していないために、1科目あたりの教育時間数は激減しており、実習時間にいたっては半分程度となっています。今の教育は卒業後に安全に看護を提供するには不十分な教育時間だと考えています。

さらに、これからの社会で求められる、対象者の複雑性・多様性に対応した、より総合的な看護が提供できる看護師を育成するためには、臨床推論力を養う教育や統合教育(実習)の追加、在宅領域の教育の増加が不可欠です。しかし、従来の3年間の教育ではこれ以上の教育内容の追加は不可能です。
そこで日本看護協会では、これからの社会・医療に対応できる看護師を育成できるよう、看護師基礎教育の4年制化の実現に取り組んでいます。

お知らせ

2019年8月1日
「看護師基礎教育を考える会」の参加申し込み受け付けを開始しました。
  • 愛知県(名古屋市・11月16日開催)、北海道(札幌市・11月21日)、大分県(大分市・12月11日)、岡山県(岡山市・12月21日)
    詳細については、順次こちらのページでご案内します。
2019年3月25日
「特別鼎談 社会が求める看護師の育成を目指して」(読売新聞朝刊・3月23日付)を掲載しました。
2019年1月18日
「看護師基礎教育を考える会 in 長野」の内容をまとめた記事が信濃毎日新聞(1月13日朝刊)に掲載されました。

2019年度の事業

1. 保健師助産師看護師法改正に向けた取り組み
2. 教育体制の充実に向けた取り組み
3. 4年間の看護師基礎教育の推進

 

2018年度の事業

1. 看護師基礎教育4年制化の機運を向上させる取組み
2. 教育年限延長に係る保助看法改正に向けた取組み
3. 看護師基礎教育における課題解決に向けた取組み
  • 実習指導体制等の課題解決に向けた検討
4. 4年間の看護師基礎教育の推進

2018年度、本会は看護師養成所の教員の勤務環境、勤務実態、就業継続意向、抱えている課題等について明らかにすることを目的に、看護師養成所に勤務する本会会員を対象としたWeb調査を実施しました。「調査結果(抜粋版)」をご覧ください。
また全体版については会員マイページ「キャリナース」の発行物ページからご覧いただけます。