特定行為に係る看護師の研修制度の活用推進

【重点事業3-2】特定行為に係る看護師の研修制度の活用推進

2015年10月、「特定行為に係る看護師の研修制度」が施行されました。

日本看護協会では「看護の将来ビジョン」において「本研修を修了した看護師は、特定行為のみを行うのではなく、連続した看護の関わりの中で特定行為を実施することにより、人々が安全で質の高い医療を時宜を得て受けられることに貢献する」と掲げており、以下のような基本的考え方のもと、制度の活用を推進しています。

特定行為研修制度についての日本看護協会の基本的な考え

  • 少子超高齢社会における地域・国民のニーズに積極的に応えるため、制度の活用を推進する。
  • 特定行為研修で医学的知識・技術を強化した上で、病態の変化や疾患、患者の背景等を包括的にアセスメント・判断し、看護を基盤に、特定行為も含めた質の高い医療・看護を効率的に提供することが期待される。

研修修了者は4,832人(2022年4月時点)、研修機関は47都道府県で319機関(2022年3月時点)となっています。一方で、活動にあたって組織で必要となる体制整備が困難であるという看護管理者や、学んだことを活動に活かすことができていないという修了生も少なくありません。

2022年度は研修修了者への支援の一環として、本会の研修修了者を含む全ての特定行為研修修了者を対象にオンラインでフォローアップ研修会を開催します。また、特定行為研修の指導者育成のための指導者講習会の開催、特定行為研修制度の普及促進ならびに指定研修機関の拡充を目的に、看護師の特定行為研修ポータルサイトの更新・運営、シンポジウムを開催します。その他、特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師教育機関(B課程)、認定看護師を対象とした特定行為研修、在宅領域の看護師を対象とした特定行為研修を実施し、医療・看護を提供するあらゆる場で活躍する看護師を引き続き養成していきます。

看護師の特定行為研修ポータルサイトはこちらから

シンポジウムの開催情報はこちらから

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研修修了者フォローアップ研修の情報はこちらから

特定行為研修指導者講習会の情報はこちらから

  • 本会が実施する認定看護師を対象とした特定行為研修の概要につきましては「本会の特定行為研修受講について」をご確認ください。
本会の特定行為研修受講について