日本看護協会のSDGs実現に向けた取組み

本会では、2019〜2021年6月までの2年余、Nursing Nowキャンペーンに取組んできました。このキャンペーンは、看護の力を発展させることは国連が定める「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、以下 SDGs)」の3つの目標:「3.すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」「8.働きがいも経済成長も」に貢献するという考え方をベースに展開されたものであります。本会でも都道府県看護協会および看護関連30団体とともに、上記の3目標を掲げて取り組み、キャンペーン後を見据えて表明された「Nursing Nowニッポン宣言」においても、看護職の活動・実践が、SDGs実現の中心となるべきものであり、看護が一丸となって継続的に取組むことを宣言しました。

もとより、本会の掲げる重点政策、重点事業は、SDGsの3つの目標と強く関連しています。さらに、日本看護協会としてのSDGs実現に向けた取組みを内外に強く打ち出すことで、看護に対する社会の理解をより深めるとともに、本会事業の一層の推進と個々の看護職のSDGsに対する関心と行動を喚起したいと考えています。そこで以下の通り、「日本看護協会 SDGs宣言」を行い、令和4(2022)年度以降、SDGsの実現目標年である2030年までの間、本会の重点政策をSDGsの3つの目標と関連づけて活動して参ります。

日本看護協会 SDGs宣言

公益社団法人日本看護協会は、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)を、本会の看護政策とこの推進に向けての取組みにつなげ、専門職としての看護の力で健康な社会を実現することに努めて参ります。

令和5(2023)年度重点政策とSDGs目標

重点政策1.全世代の健康を支える看護機能の強化

SDGs
  • 1-1.看護提供体制の構築
  • 1-2.地域における健康・療養支援体制の強化に向けた取組み
  • 1-3.地域における看護職の確保と活躍推進

重点政策2.専門職としてのキャリア継続の支援

SDGs
  • 2-1.看護職の働き方改革の推進
  • 2-2.看護職のキャリア構築支援
  • 2-3.看護職の生涯学習支援体制の構築

重点政策3.地域における健康と療養を支える看護職の裁量発揮

SDGs
  • 3-1.看護の専門性の発揮に資するタスク・シフト/シェアの推進
  • 3-2.特定行為に係る看護師の研修制度の活用推進
  • 3-3.資格認定者の養成戦略の検討

重点政策4.地域の健康危機管理体制の構築

SDGs
  • 4-1.感染症拡大及び災害発生時における看護提供体制の整備
  • 4-2.本会のBCP(事業継続計画)の策定

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