キャンペーンコラム
第1回
2018/09/03
「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)」とは?
みなさま、こんにちは!日本看護協会です。まだまだ暑い日が続いていますが、体調などを崩されていませんか?
さて、本日から全国労働衛生週間(10月1日〜7日)にむけて、看護職の労働安全衛生に関する情報をお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。
第1回は、本会が提案する「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)」についてです。
日本看護協会は、2018年3月に「看護職の健康と安全に配慮した労働安全衛生ガイドライン〜ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して」を公表しました。本年度は公表初年度として、「私たちは、ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)の実現に向けて取り組みます!」をスローガンにキャンペーンを実施します。
9月3日には特設サイトをオープンし、看護職が自分自身の健康と安全に配慮し、いきいきと働き続けられるためのヒントをたくさん載せています。
特に、本年度は「ハラスメント」と「メンタルヘルス」を中心にキャンペーンを行います。具体的には、コラムによる情報提供(週に1回、計5回)、セミナーの開催(10月3日)などです。
さて、みなさま、「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)って何?」と疑問を抱きながら読み進めたのではないでしょうか。
本会が目指す「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)」とは、基本的人権を尊重する健康で安全な職場を意味します。その概要が下図となります。
ヘルシーワークプレイス
基本的人権を尊重する健康で安全な職場
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看護職一人ひとりは持てる能力を十分に活かす。自分らしく働きながら、看護職として成長し続ける。
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看護管理者は健康で安全な職場環境・風土をつくる。
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地域・社会・患者(利用者)は健康な 看護職が、継続的により良い看護を 提供することを期待する。
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組織・施設は職員を業務上の危機から 守り、一人ひとりの健康づくりを 支援する。
今一度、看護職として働いてきた自分自身を振り返ってみてください。何よりも患者(利用者)さんへのケアを優先し、自分自身の健康や安全を後回しにする傾向ではなかったでしょうか?例えば、暴力やハラスメントを受けても「看護職だから、しかたない」と、何事もなかったかのように働いていませんでしたか?
ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)」は、看護職一人ひとり、看護管理者、組織、地域・社会・患者(利用者)が互いの人権を尊重し合う職場を目指します。さぁ、みなさま、「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)」の実現に向けて、一歩を踏み出してみませんか?