世界患者安全の日
9月17日は、世界患者安全の日です。患者安全を促進することへの人々の意識・関心を高め、国際的な理解を深めるとともに、加盟国間の連携や行動に取り組むことを目的として、2019年のWHO世界保健機関の総会において、9月17日を世界患者安全の日とすることが制定されました。本会は2020年度から本キャンペーンに参画しています。
2022年度
2022年 世界患者安全の日のテーマは“Medication Safety”(安全な薬剤療法※)、スローガンは“Medication Without Harm”(害のない薬剤療法※)です。
今年は、公益社団法人 日本助産師会、公益財団法人 日本訪問看護財団、一般社団法人 全国訪問看護事業協会、全国保健師長会および本会の看護系5団体の協働で患者安全推進に取り組んでいます。
また、本会ビルを、キャンペーンテーマカラーであるオレンジ色にライトアップし、タペストリーやポスターなどを掲示して患者安全への行動を呼びかけています。
さらに、皆さまからお知らせいただいた患者参画による患者安全への取り組み事例を紹介します。
- 日本看護協会訳
患者安全推進への取り組み事例
事例1:介護施設における利用者・家族の参画と多職種連携による利用者の安全確保

社会福祉法人いずみ会 特別養護老人ホームリンデンバウムいずみ(秋田県)
介護施設における利用者の安全を守るために、職員・利用者・家族が一緒に利用者の安全確保に参画できるようにマネジメントを行い、利用者・家族の考えも考慮した安全確保に多職種で取り組むようになりました。(2022年9月16日掲載)
事例2:薬剤関連のインシデント防止に対する組織的な取り組み

株式会社麻生 飯塚病院(福岡県)
内服薬飲み忘れなどのインシデントに対して、薬剤部と病棟のセーフティマネジャーによるワーキンググループや飯塚病院の特長的な活動の一つであるTQM活動サークルが組織的な取り組みを行い、取り組みの中で試行錯誤して完成させた「未実施防止カード」を活用したことで、看護職以外の職種や患者も巻き込み、内服薬飲み忘れ防止へと繋がった。
日本看護協会ビル ライトアップ・タペストリー

横断幕

世界患者安全の日に関するリンク
- 厚生労働省WEBサイト
- WHO WEBサイト(英語サイト)
2021年度
キャンペーンテーマ
“Safe maternal and newborn care” 「安全な妊産婦と新生児のためのケア」
キャンペーンスローガン
“Act now for safe and respectful childbirth!” 「今こそ、安全で尊重された出産を!」
実施内容
- 一般社団法人 日本助産学会、公益社団法人 日本助産師会、および本会の助産関連3団体で協働し、キャンペーンポスターを作成
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日本看護協会ビル(東京・表参道):2021年9月10日〜9月20日
クリスタルコーンのオレンジ色ライトアップ
タペストリー・キャンペーンポスターの掲示 - SNS(本会公式Twitter/Facebook)による周知
- 協会ニュース8・9月号による周知・報告
2020年度
キャンペーンスローガン
“Safe health workers, Safe patients”(患者も、医療従事者も。みんなで守る医療安全)
キャンペーンアクション
“Speak up for health worker safety!”(医療従事者の安全のために積極的に声を上げよう!)
実施内容
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日本看護協会ビル(東京・表参道):2020年9月17日〜9月30日
クリスタルコーンのオレンジ色ライトアップ
タペストリー・キャンペーンポスターの掲示 - 本会公式WEBサイト上に会長メッセージ動画および患者安全に向けた本会の取り組みに関する動画公開
- SNS(本会公式Twitter/Facebook)による周知
- 協会ニュース9月号、および機関誌「看護」11月号医療安全TOPICS記事による周知・報告
組織の安全向上に向けた情報 関連ページ
- 薬剤誤投与への対策
- 世界患者安全の日
お問い合わせ先
- 窓口
- 日本看護協会 看護開発部 看護業務・医療安全課
- TEL
- 03-5778-8548
- Eメール
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