看護職のワーク・ライフ・バランスの実現

これまで看護職は、「生活者」としてよりも「専門職」として仕事を優先させることを画一的に求められ、それができない場合は満足する形での職業の継続がほとんど不可能でした。しかし、看護職も生活者であり、その個人としての生活が成り立たなければ看護職の継続就労や、ひいては専門性の向上は望めません。
看護職の「ワーク・ライフ・バランス」とは、看護職としての働き方の意識の多様化が認められ、それを支援する働きやすい環境、質向上の支援が提供され、働き方の選択ができることで初めて仕事とそれ以外のさまざまな活動を自らが希望するように調和させられることだと考えています。