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2017年

4月号

ICMプレスリリースより

経験豊富な助産リーダーを新たな役員に迎える

国際助産師連盟(ICM)は、2017年1月17日、次期専務理事を発表した。ニュージーランド助産師教育協会( New Zealand College of Midvives)前会長のSally Pairman(サリー・ペアマン)博士である。同氏は、本年1月16日、過去3年半にわたり専務理事を務めたFrances Ganges(フランシス・ガンジーズ)氏の後を継いで就任することとなった。

サリー・ペアマン氏は、33年にわたって助産師として活動。また助産師のために多大な業績を残し、助産師の発展のために、また母子の健康改善のために大きく貢献してきた。その業績は、リーダーシップ、プロジェクトマネジメント、カリキュラムの開発・認定・評価など、多岐にわたっている。彼女は、助産を擁護し、対外的な交渉をすることにおいて極めて有能な人物でもある。そのテーマが、助産師の自主独立性であろうと、平等な賃金であろうと、基金の募金活動であろうと、また規制構造に関してであろうと、その実力を大いに発揮してくれるのである。彼女のこうした能力と経験は、彼女が今後ICMの専務理事として、関係者やパートナーと協働して取り組みを行う際に、非常に貴重なものとなるであろう。

ペアマン氏は、直近では、ニュージーランドの国立のオタゴ総合職業専門学校(Otago Polytechinic)で、教育・学習部門部長、および助産師・ソーシャルサービス学科長を務めていた。また、彼女が2008年5月からICMの常設規制委員会の共同委員長を務め、その役割においても、大きな力を発揮してきたことは多くの人の知るところである。

ニュージーランドでは、ニュージーランド助産師教育協会の会長として、さらにニュージーランド助産師会(New Zealand College of Midwives)の会長として、その高い統率力で組織を統括する役割を担ってきた。彼女はこのような統括的立場の役割を担うに当たって、当時のICMの専務理事とも密接に連携して仕事を行ってきた。

ペアマン氏は、ニュージーランドで、さまざまな地方政府に強力に働きかけて、助産師の教育を改善すべく多くの助成金を獲得することにも成功している。また、出版社のエルゼビア社に対しては、オーストラリアの助産学の教科書「Midwifery:Preparation for Practice」の執筆と出版のために資金を提供するように求め、これにも成功している。同書は、現在、第4版が出版されているほど、同国の助産師教育に貢献している書籍である。

ICMのFrancis Day-Stirk(フランシス・デイ-スターク)会長は、ペアマン氏の就任に際して次のように述べている。「ICMはサリー・ペアマン氏の専務理事任命を心から歓迎いたします。今後ICMの新しい専務理事として大いに活躍してくださることを期待します」

ペアマン氏は、「助産師は、妊婦のケア提供者として最も適切な役割を担ってきており、また、女性は助産師のケアを受けられる権利を持っている」という確固とした信念も持っている。これまで彼女は、助産専門職の立場から、女性と乳児の健康を改善する方法として、助産師の自立と妊婦ケアを強化することに常に尽力してきた。今後は、これまで彼女が行ってきたすべての経験を投入して、ICM専務理事として、助産師の自立のために、また母子の健康のために、その実力を十分に発揮することが期待される。