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機関誌「看護」2026年11月号

国際看護師協会(ICN)リーダーシップセンター「ICNラーニングハブ」の開設

日本看護協会 国際部

ICN リーダーシップセンターとは

国際看護師協会(ICN)は、看護専門職を発展させ、人々、保健医療制度、看護師の現在および将来のニーズに応えることをめざし、戦略的なリーダーシップ育成と能力開発プログラムを提供している。これらのリーダーシップ、学習、能力開発の機会を集約しているのが「ICNリーダーシップセンター」1)である。リーダーシップセンターでは、看護師個人と組織のリーダーシップ開発について幅広いプログラムを展開している。代表的なものに、看護リーダーの政治や政策に関する影響力を強化する「Global Nursing Leadership InstituteTM(GNLI)」、組織変革を担う看護師のリーダーシップを育成する「Leadership for ChangeTM(LFC)」が長年にわたり行われてきた。また、ウクライナの看護師が危機対応におけるリーダーシップを学ぶ「Nursing Leadership for Crisis Response and Recovery(NLCRR)」や、ICN加盟協会のガバナンス・リーダーシップの強化を支援する「Organizational Development of National Nursing Associations(ODENNA)」なども実施されている。

すべての看護師に
リーダーシップを学ぶ機会を

2026年7月、これらの取り組みに、新たに「ICNラーニングハブ」(※)が加わった2)。ラーニングハブは、ICN大会の発表映像などの動画コンテンツと、動画での学習内容に関するクイズを通じて、看護に関する質の高い知識にアクセスできるオンライン学習プラットフォームである。インターネット環境があれば、無料で場所や時間を問わず、自分のペースで学ぶことができる。また、多くの動画は、視聴とクイズを完了することで、ICNが承認する国際看護継続教育単位(ICNEC)3)を取得できる。ICNホセ・ルイス・コボス・セラーノ会長は、「看護師として、私たちは学ぶことには終わりがないことを知っている」と述べ、ラーニングハブが世界中の看護師に、知識、スキル、リーダーシップを継続的に高める柔軟な学習機会を提供するものであると説明した。開設時点では、2025年のICN大会などから厳選された100本以上の動画コンテンツが掲載され、今後も追加される予定である。コンテンツは次の8つのテーマに分類されている。

①リーダーシップ、マネジメント、組織文化
②AI、テクノロジー、イノベーション
③労働力政策、安全な人員配置、経済性
④グローバルヘルス、人道支援、災害対応
⑤アドバンスト・プラクティス・ナーシング、専門臨床分野
⑥教育、シミュレーション、メンターシップ
⑦メンタルヘルス、ウェルビーイング、職場の安全
⑧看護のイメージ、ストーリーテリング、専門職としてのアイデンティティ

開設に当たり、ICNハワード・カットンCEOが「すべての看護師にリーダーシップの素質があり、すべての看護師がキャリアを通じて学び、成長する機会を持つべきだ」と述べたように、看護リーダーや管理者に限らず、すべての看護師の皆さまに、キャリアを通じた学びの新たな機会として、ICNラーニングハブを活用いただきたい。

※ ICN ラーニングハブ

引用・参考文献
1) ICN:ICN Leadership Centre[2026.8.14確認]
2) ICN:ICN launches Learning Hub to make global nursing knowledge available to nurses everywhere [2026.8.14確認]
3) ICN:International Continuing Nursing Education Credits.[2026.8.14確認]

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