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2019年

12月号

ICM Western Pacific 代表 谷口 初美

2019年後半期のICM(国際助産師連盟)の活動

台風19号で被害にあった方々、お亡くなりになった方々にお見舞い、お悔やみ申し上げます。

ICMは8月下旬から、来年のYear of the Midwife 2020(助産師の国際年)のイベント、同じく来年6月にインドネシア・バリで開催予定のICM3年毎大会に向けた役員選挙の準備(文末囲み)、アフリカ地域の今期最後の地域会議、その他の国際会議に向けて慌ただしく事業を展開している。そのため、理事会も毎月電子会議を開催している状況である。

Franka CadéeICM会長は、8月下旬に行われたICM3年毎大会の抄録の最終査定において、SPPC(学術専門委員会)委員とともに厳正な審査を行った。9月5・6日には財務担当の理事(スウェーデン出身)とともに、スウェーデン助産師会主催のSRHR(Sexual and Reproductive Health and Rights)およびスウェーデン国際開発庁(SIDA)の会合に出席。ICM会長による訪問は、助産師の世界的な活動において同国がさらなる重要な役割を果たすようにうながすよい機会となったようだ。9月7・8日にはチリ助産師会の185周年記念式典に出席した。チリ助産師会は、その長い歴史と幅広い実践、政治的ロビー活動、そして社会に対する積極的な活動のイメージで知られている。

【写真】ナミビアで開催されたアフリカ地域会議

9月11〜14日は、ナミビアでアフリカ地域会議が開催された。若手リーダーの指導者プログラムや分娩期のrespectケア、必修ケアに関するワークショップを展開し300人以上の参加者が集った(写真1)。また、性と生殖にかかわる母と子と青年の健康へのコミットメント声明が作成され、この声明は11月に開催される「ICPD(国際人口開発会議)25周年ナイロビ・サミット」に報告されることになった。

9月の国連総会は、本年6月にバンクーバーで開催されたWomen Deliver *1 を優先したため、予算の関係で会長は出席できなかったのだが、Women in Global Health とJhpiego *2 の補助金を獲得して南北アメリカ地域の2名の理事が参加しプレゼンする機会を得た。

【写真】Royal College of Midwives(RCM)年次大会でのFranka Cadée 会長特別講演

会長への講演依頼等が増えてきている。9月25日は英国のRoyal College of Midwives(RCM)の年次大会で「国際基準の教育を受けた助産師のケアを継続的に受けられるようになると、女性は適切なタイミングで適切なケアを受けられる」ことのエビデンスを強調した(写真2)。助産師会が主催するイベントへのビデオメッセージの依頼も多く、今年はアルゼンチン、チリ、クロアチア、フィンランド、インドから依頼があった。低コストで簡易な方法であるために、ビデオメッセージの活用を呼びかけている。

2020年のICM3年大会に向けての役員改選応募締め切り  ICM評議会委員、ICMへの意見書提案、ICM地域理事
  • 2026年ICM3年大会の開催地の応募…2020年1月27日
  • 評議会オブザーバー…2020年3月31日
  • 女性の健康と権利に関する国際会議
  • ジョンズ・ホプキンス大学所属の非営利組織