保健師の系統的な現任教育

    保健師のキャリア形成推進事業

    「保健師に係る研修のあり方等に関する検討会最終とりまとめ」(厚生労働省、平成28年3月)の中で自治体保健師に求められる能力を整理し標準的なキャリアラダーが示され、各自治体の状況に合わせた保健師の人材育成計画の策定が求められています。
    29年度本会では、都道府県が市町村の人材育成体制構築を支援する上でのポイント(案)を作成しました。30年度は、協力都道府県の市町村への支援を踏まえ、ポイントの精錬を図り、都道府県が市町村の人材育成体制構築を支援する上で必要と考えられる支援に関するポイントを報告書にまとめました。市町村が人材育成計画を策定する上で必要なプロセス等についてもまとめています。ぜひ、ご活用ください。

    統括保健師人材育成プログラム

    現在、自治体では多様な部署に保健師が配置され、100種類を超える作業を展開しています。部署が把握した地域の課題を共有し、効果的な保健活動につなげることが期待されますが、実際には業務も多忙を極め、どの部署が今、何をしているのかを組織横断的に把握するには、要となる保健師が必要です。専門職としてのスキル向上に取り組むにも、全体を俯瞰(ふかん)し個々の保健師のスキルに合わせ、専門的側面から人材を育成する保健師、統括保健師の配置が重要です。

    成果報告

    本会では、平成23年度(2011年度)から統括保健師の役割・機能、配置の在り方などの検討を重ね、27年度(2015年度)に「統括保健師人材育成プログラム」を開発しました。28年度(2016年度)以降は、統括保健師の組織横断的な調整を図る能力の強化をはじめ、実践的な力量形成を図り、組織全体の保健活動の質の向上に寄与できる人材育成を目指します。

    平成28年度(2016年度)

    【参考資料】

    平成27年度(2015年度)

    平成26年度(2014年度)

    保健指導ミーティング

    「保健指導ミーティング」は、保健指導における保健師のスキルアップを主な目的とした実践事例検討会です。
    平成30度(2018年度)は15府県で開催しました。
    報告書には、各県の取り組み(企画内容、保健師自らが実践した保健指導の事例発表、事例検討を通して得た学びを共有するグループ討議の様子)などがまとめられています。
    新任期の現任教育や、事例検討会の企画の際などにご活用ください。

    報告書

    成果報告

    第1回日本公衆衛生看護学会での示説発表(2013年1月)

    中堅期保健師コンサルテーションプログラム

    中堅期保健師の実践力の向上を目的に、本会では、平成22年度(2010年度)「中堅期保健師コンサルテーションプログラム」(行政分野・産業分野)を構築しました。

    行政分野においては、各都道府県でのプログラムの実施拡大のために手引きを作成し、24年度(2012年度)からはコンサルタントの育成や、各県での実施に向けた支援に取り組んでいます。

    これまでの取り組み

    報告書

    成果報告

    第71回日本公衆衛生学会総会での発表(2012年10月)

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