日本看護協会とは

会長の手帳(日本看護協会 会長 福井トシ子)

月刊『看護』2020年1月号より

紡がれる歴史

皇室から日本看護協会が主催する行事へご臨席いただいたのは、協会創立5周年の式典、昭和27年が最初でした。平成3年には、第1回「看護の日」中央集会に当時の美智子皇后にご臨席いただきました。また、本会創立50周年記念式典では、美智子皇后からお言葉をいただき大変感銘いたしました。記憶されている方も多いと思います。昭和27年から数えると、平成29年の本会70周年記念式典まで、12回ものご臨席を賜りました。

日本の看護は、皇室とともにあると申し上げても過言ではないでしょう。昨年は、天皇陛下が御退位されるとともに、新天皇陛下が御即位され、新たな元号に変わった特別な年でした。御即位に際し、国民こぞって祝意を示すため、「天皇の即位の日」の5月1日と、「即位礼正殿の儀が行われる日」の10月22日が、令和元年に限り「国民の祝日」ともなりました。皆さんは、この特別な年をどのように過ごされたでしょうか。

昨年10月22日は、日本国憲法および皇室典範特例法に基づいて皇位が継承され、「即位礼正殿の儀」にて新天皇の即位が内外に宣明されました。この佳き日に、私は日本看護協会を代表し、即位礼正殿の儀はじめ、国事行為、皇室の行事に参列させていただきました。すべての儀式が重厚で、今日まで脈々と継承されてきたその重みをヒシッと受け止めて参列させていただきました。

以下に参列させていただいた行事を紹介いたします。

10月22日(火)13:00-13:30 即位礼正殿の儀(国事行為) 参列者2500人

天皇陛下の御即位を公に宣明され、その御即位を内外の代表がお祝いする儀式。

10月31日(木)15:00-15:50 饗宴の儀(国事行為) 参列者2600人

天皇陛下の御即位を披露され、祝福を受けられるための饗宴。

11月9日(土)17:00-20:30 天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典(天皇陛下御即位奉祝委員会主催/民間の行事) 
参加者約3万人

天皇陛下の御即位を国民こぞってお祝い申し上げるための祭典。祝賀祭典・祝賀レセプション。

11月14日(木)〜11月15日(金) 大嘗宮の儀(皇室の行事) 参列者670人

天皇が即位の後、大嘗宮(だいじょうきゅう)の悠紀殿(ゆきでん)および主基殿(すきでん)において初めて新穀を皇祖および天神地祇(てんじんちぎ)に供えられ、自らも召し上がり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し、祈念される儀式*1

11月18日(月)12:00-13:30 大饗の儀(皇室の行事) 参列者280人*2

大嘗宮の儀の後、天皇が参列者に白酒、黒酒および酒肴を賜り、ともに召し上がる饗宴。

日本の歴史がこうしてまた紡がれていくのだと思うと、感慨深いものがあります。大嘗祭(大嘗宮の儀)では、五穀豊穣と166 万人の看護職の健康と幸せを祈りつつ、社会の人々に貢献できる看護職であることを祈願して、深夜に及ぶ儀式に参列させていただきました。

  • 1.14日(木)18:30より悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀、15日(金)0:30より主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀が行われた。悠紀国、主基国の斎田の新穀が、それぞれ大嘗宮の東の悠紀殿、西の主基殿で神饌に供される。悠紀・主基の国郡は亀卜(占い)によって選ばれる。今回は東日本の「悠紀地方」から栃木県、西日本の「主基地方」から京都府がそれぞれ選ばれた。
  • 2.2回にわけて行われており、合わせて570人が参列