日本看護協会とは

会長の手帳(日本看護協会 会長 福井トシ子)

月刊『看護』2019年7月号より

Nursing Nowキャンペーン実行委員会発足式

Nursing Nowキャンペーンについては2018年7月号でも紹介していますが、実行委員会発足式*1を行いましたので紹介します。

日本看護協会は47都道府県看護協会・日本看護連盟ととともに、Nursing Now本部にローカルグループとして登録。そして、厚生労働省と連携しNursing Nowキャンペーン実行委員会を立ち上げました。実行委員会の代表は、私が務めさせていただきます。

5月11日(土)に開催した実行委員会発足式には、根本匠厚生労働大臣、厚生労働省の皆さま、後援団体の皆さま、そして、ともにキャンペーンを盛り上げていく参加団体の皆さまにご出席いただきました。

目下、わが国では、少子超高齢化による人口・疾病構造の変化等を見すえ、医療・ケア・生活が一体化した地域包括ケアシステムへの転換が進められています。看護職もこの変化への対応、変革が求められています。

一方、イギリスから始まった、Nursing Nowキャンペーンは、看護職への関心を高め、地位を向上することをめざすもので、世界保健機関(WHO)と国際看護師協会(ICN)の賛同も受け、2020年末まで世界各地で展開されます。本キャンペーンのきっかけともなったイギリスの議員連盟による報告書「Triple Impact」*2では、看護の発展が、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)とも合致する「人々の健康の向上」「ジェンダー平等」「経済の発展」に直接的に貢献する、と結論づけました。看護にとって、まさに変革と向上の布石をうつものであり、この流れをくむ本キャンペーンにも大きな関心と期待が寄せられています。

今、看護職には治療や回復のための医療機関での看護、地域住民の健康増進・疾病予防・介護予防をめざす保健活動などに加え、「生活」と保健・医療・福祉をつなぎ、地域で暮らすすべての人々を支える健康な社会の醸成にも力を発揮することが求められています。私たちは、厚生労働省をはじめ関係する皆さまと協力しながら、看護職が変化に対応し、地域の人々のニーズに適時的確に対応し、安心・安全な療養と暮らしを支えていくため、さらなる発展を遂げられるようキャンペーンに取り組んでまいります。

看護職がその力と可能性を最大限に活用し、人々の健康な暮らしに貢献できるよう、社会の人々にNursing Nowにご賛同いただくとともに、本実行委員会への取り組みへのご協力をお願いいたします。

実行委員会の皆さまとともに、このキャンペーンを展開し、メインテーマである「看護の力で健康な社会を」推進してまいりましょう。