日本看護協会とは

会長の手帳(日本看護協会 会長 福井トシ子)

月刊『看護』2020年4月号より

看護の心をみんなの心に

本会は昨年2月より、日本看護連盟とともに、ナイチンゲール生誕200周年に向け、看護職が持つ可能性を最大限に発揮し、人々の健康向上に貢献するために行動する「Nursing Now キャンペーン」を展開しています。このキャンペーンの認知度はいかほどでしょうか。本会では昨年から実行委員会を組織し30の看護系団体と、多くの団体等から後援をいただいて、キャンペーンを行っており、今年の12月末まで展開します。さまざまなイベントや周知活動が、企画されており、すでに、栃木県では、栃木県看護協会の企画によるラッピングバスが走っています*1

国際看護師協会は、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1965年から、5月12日を「国際看護師の日」に定めています。21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、私たち1人ひとりが分かち合うことが必要です。日本では、こうした心を、老若男女を問わず誰もが育むきっかけとなるよう、市民・有識者による「看護の日の制定を願う会」の運動が契機となり、1990年に旧厚生省により、「看護の日」が制定されました。そして2020年、日本は「看護の日制定30周年」を迎えます。

本会は、5月12日の「看護の日」と「看護の日」を含む1週間を「看護週間」として「看護の心をみんなの心に」をメインテーマに、さまざまな事業を実施してまいりました。その事業の1つに、看護職や一般の方々からの、看護の場面で出会った「忘れられない看護エピソード」の募集があります。今年は第10回を迎え、「忘れられない看護エピソード」の応募受け付けが2月21日まで行われました。今回は、「Nursing Now キャンペーン」の一環として、Nursing Now部門を新たに設けてエピソードが募集されており、同部門の受賞者(1作品)にはナイチンゲールゆかりの地、ロンドンへの往復航空券が授与されます。

ナイチンゲール生誕200周年と看護の日制定と併せ、Nursing Nowキャンペーンの一環として、2020年5月8日・9日に「看護のこれまでを振り返り、これからの看護を考える」イベントを開催します*2。「忘れられない看護エピソード」受賞者への表彰もこのイベントの中で行われます。イベント参加への申し込みは、4月10 日までです。たくさんの方に参加していただき「看護の力で未来を創る」ための意見交換ができる機会になることを願っています。

また、2020年は「看護師・助産師の国際年」とWHOが定めました*3。看護職への関心をより高め、看護職が活躍することにより、人々の健康を向上させることができます。合言葉は、「看護の力で健康な社会を」です。