日本看護協会とは

常任理事のマンスリー通信

月刊『看護』2021年8月号より

常任理事 吉川久美子

常任理事 吉川久美子

【ワクチン接種における看護師の求職と求人一致の難しさ】

晴れわたる青空のもと、6月9日に規模を縮小した日本看護協会通常総会が無事終了し、常任理事として再任されました。所掌業務は引き続き、医療制度・看護管理・日本看護学会関連を担当し、医療保険制度・診療報酬、医療機能評価、医療情報基盤、看護管理、日本看護学会に関する事業を、責任をもって執行してまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、このコロナ禍においてワクチン接種が急ピッチで進められています。大規模接種会場、職域接種、大学等での集団接種など、若年層への接種や大人数を対象とした接種方法へと範囲が広げられ、ますます看護師が必要になるのでは……と、私も筋肉注射の研修を受け、平日は難しいものの、土日で時間が取れるときにお手伝いできればとナースセンターへ登録しました。毎日多くの求人情報が届きますが、私の条件に合う勤務は残念ながら、なし。なかなか難しいと実感しているところです。

常任理事 鎌田久美子

常任理事 鎌田久美子

【地域における健康・療養支援の強化に向けて】

少子高齢化や疾病構造の変化が進む中、健康増進や重症化予防等、国民1人ひとりの健康寿命の延伸に向け、健康な地域社会づくりの推進が求められています。医療機関内だけでなく、地域で治療・療養中の患者や治療が必要な対象者への重症化予防の看護活動の効果的な実践・展開には、活動拠点の創出が急がれます。今年度、重点事業の一環で取り組む「地域における健康・療養支援の強化」では、試行事業において医療機関等での患者・家族への重症化予防のための看護活動を検討し、国内外の文献調査やヒアリングで健康増進・疾病予防・重症化予防を目的とした看護活動の実態を可視化して、重症化予防のための看護活動スキーム(案)の検討を行います。2019年度からは特に、地域での看護提供体制強化のため保健師・助産師・看護師の連携に取り組んでいます。医療と生活の双方の視点を併せ持つ看護職が連携を深め、地域における健康・療養支援の強化により国民の健康寿命の延伸に寄与できることを願います。

常任理事 井本寛子

常任理事 井本寛子

【全国(都道府県)助産師職能委員長会を開催】

7月7日に都道府県助産師職能委員長会をWEB開催しました。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大によりキャリナースでの情報配信となったため、2年ぶりの開催です。都道府県の助産師職能委員長は例年、1/3程度の委員長が交代します。新職能委員長も含めた各都道府県職能委員長と本会の助産師職能委員会との連携をはかりながら、引き続き課題解決に取り組みます。
2021年度の助産師職能委員会の活動方針は、本会が2019年度から2年間取り組んだ「母子のための地域包括ケア病棟(仮)モデル事業」の成果に基づいた体制の普及推進と意見集約です。また、各地域の助産師の活動にも注目し、意見集約に取り組みます。会議では今年度の活動方針を共有した上で各県の実状と課題について情報共有しました。妊産婦に切れ目のない支援を届けるため、各地域での活動に関してぜひ、都道府県職能委員会へ情報提供をお願いします。また、体制構築に際しては看護管理者の皆さまにも後押しをお願いしたいと思います。

常任理事 森内みね子

常任理事 森内みね子

【常任理事就任のごあいさつ】

2021年6月9日、通常総会において常任理事に選任いただきました。私の担当は、看護労働対策、ナースセンター事業、看護業務の推進、看護師職能委員会T(病院領域)等です。労働人口が減少する中、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、看護職の労働環境は厳しさを増しています。持続可能な働き方の推進は喫緊の課題です。3月に本会が提案した「就業継続が可能な看護職の働き方」をもとに持続可能な働き方、ヘルシーワークプレイスを推進します。これらの取り組みが潜在看護師の減少、暴力・ハラスメントの改善にもつながることを願い、臨床の皆さまと知恵を出し合い、進めていきたいと思います。
さて、3月に「看護職の倫理綱領」が改訂されました。私も看護者のひとりとして読み返し、覚悟を新たにしているところです。看護職が専門職としての誇りと自覚を持って国民の健康を支えるため、邁進してまいります。よろしくお願いします。

常任理事 木澤晃代

常任理事 木澤晃代

【就任のごあいさつ】

2021年6月9日の通常総会におきまして常任理事に選任いただきました。これまでの臨床経験を基盤に、現場の声から丁寧に課題を抽出し、真摯に取り組んで参りたいと思います。
私の担当は、「資格認定・生涯学習関連」になります。詳しくは、認定看護師制度・特定行為研修制度に関すること、看護資格認定制度・研修に関すること、生涯学習支援制度の構築に関すること(クリニカルラダー構築を含む)、国際活動に関すること(ICN、国際関連団体との連携含む)です。認定看護師制度・特定行為研修制度は、より発展的な制度として活用できることが期待されています。看護職がいくつかの岐路を経て、さまざまなキャリアを積めるような生涯学習支援体制の構築、看護職の継続的な学習や資質の向上を支援し、より質の高い看護の提供が実現できるような体制整備に努めます。また、国際交流についても連携を強化して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

常任理事 田母神裕美

常任理事 田母神裕美

【常任理事就任のごあいさつ】

6月9日開催の令和3年度通常総会において、常任理事に選任いただきました。担当は「看護制度に関すること(基礎教育・准看護師含む)」「在宅医療・訪問看護」「介護保険制度・介護報酬」「介護保険施設の看護」「看護師職能委員会U(介護・福祉・在宅等領域)」です。
本会は2015年に「2025年に向けた看護の挑戦 看護の将来ビジョン」を策定し、「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護」を掲げました。その中で述べられている、看護が医療の提供と「生活の質」の向上の両機能について質的・量的に拡大していくことは、私たちの共通認識になっていると感じます。
今後も社会が変化していく中で、看護職が求められるケアを提供するために、必要な施策や事業は何か。皆さまとの連携・協力を大切にし、また、自身のこれまでの看護行政、臨床での経験を生かし、取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。