日本看護協会とは

常任理事のマンスリー通信

月刊『看護』2019年11月号より

常任理事 吉川久美子

常任理事 吉川久美子

【7領域の日本看護学会学術集会開催最終年になります】

7月から11月にかけ、日本看護学会学術集会7学会が開催されます。現時点では5領域の学会が、大きな台風の襲来した合間を縫って開催できました。私は今年度より日本看護学会の担当となり、すべてとはいきませんでしたが、3学会に参加しました。2年前から準備に準備を重ね、各開催県の担当者の思いの込もった素晴らしい学会が開催されました。今年度は「Nursing Now(看護の力で健康な社会を)」のキャンペーンも急遽取り入れていただきました。7つの領域別の開催は今年度が最後となり、2020年度は一部領域を統合させ年4回の開催となります。そして、2021年度からはすべての領域を統合させ、年2回開催となります。地域包括ケアシステムの推進に資するべく、領域を限定することなく、あらゆる場で活動する看護職が一堂に会することによって、職能や専門分野を越えて議論し臨床実践および現場の課題解決をはかる一助となるような学会へ転換していきます。

常任理事 熊谷雅美

常任理事 熊谷雅美

【ナースセンターを知っていますか】

あと数カ月で令和元年が終わります。皆さんにとって令和元年はどんな年になりましたか。看護労働の担当者である私にとっては、働き方改革推進元年でした。
年末を迎えるころは、さまざまな事情によって退職をされる方々がおられます。次の就職先を検討する、しばらくは仕事に就かないなどそれぞれの選択をされると思います。そんなとき、ナースセンターを活用してください。2014年6月の「医療介護総合確保推進法」成立に伴い、改正「看護師等の人材確保の促進に関する法律」が2015年10月に施行されました。施行後、看護職は離職時などに住所、氏名、免許番号などの事項を都道府県ナースセンターへ届け出ることが努力義務化されました。届け出た看護職に対して、看護職としての切れ目のないキャリアを積むことができるよう都道府県ナースセンターが離職等の状況に合わせた支援を行います。また無料職業紹介サイト「eナースセンター」もぜひご活用ください。

常任理事 荒木暁子

常任理事 荒木暁子

【今、だからこそ、ヘルスプロモーション】

日本看護学会は、それまでのライフサイクルを軸に10領域で行ってきた学術集会を、2014年度に病態・経過・実践の場の特徴等を捉えた7領域にしました。「ヘルスプロモーション」はその際に誕生した領域で、当時、私は学会委員として領域再編の議論に参画しておりました。議論に先立って、日本学術会議から中期的な展望と課題としてヘルスプロモーション研究の発展が示されており、変革の勇気を得たことを覚えています。
今回、長野で開催された第50回日本看護学会―ヘルスプロモーション―学術集会では、医療的ケア児の支援から地域共生社会へ向けて看護が広く地域づくりのキーパーソンを担っている成果などが共有され、あらためてヘルスプロモーション領域を立てた目的が結実したと実感しました。まさに「看護の力で健康な社会を!」です。

常任理事 鎌田久美子

常任理事 鎌田久美子

【健康なまち・職場づくり宣言2020―日本健康会議2019で達成状況を報告】

日本健康会議は8月23日に「健康なまち・職場づくり宣言2020」の達成状況を発表しました。日本健康会議は、民間主導の活動体として経済団体や医療関係団体、自治体、保険者団体、学識経験者などで構成され、2015年の発足から5年目を迎えました。健康なまち・職場づくりに関する8宣言に基づき、厚生労働省と経済産業省の協力の下で健康寿命の延伸をめざして活動しています。8宣言では、かかりつけ医と連携して糖尿病性腎症等の生活習慣病の重症化予防に取り組む自治体数、地域と職域が連携した予防に関する活動を実施する都道府県の保険者協議会数、健保組合等保険者と連携して健康経営に取り組む企業数などの目標を設定していますが、その達成度は前年に比べて大きく向上していました。今後、特に重症化予防については、普及から質を高める段階に移行しつつあり、アウトカム指標による評価が期待されます。予防・健康づくり等の取り組みが全国に横展開されることを願っています。

常任理事 井本寛子

常任理事 井本寛子

【「アドバンス助産師」初回更新まで1年を切る】

助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®レベルV認証制度は、2015年に助産関連5団体によって創設され、日本助産評価機構が認証するシステムです。認証を受けた助産師を「アドバンス助産師」と称し、2018年までに1万2000人が誕生しています。このうち2015年の認証者が2020年8月に更新の時期を迎えます。更新の申請区分は、「一般」「看護管理者」「教員」「助産所管理者および助産所に勤務する助産師」「ウィメンズヘルスケア」があり、申請者は5年間の実績を基に区分を選択することができます。転職等で所属先が変わった場合でも、条件を満たす区分での申請が可能です。アドバンス助産師は、現在では、医療計画の周産期医療の体制構築にかかわる現状把握のための指標や、2018年度診療報酬改定で新設された「乳腺炎重症化予防ケア・指導料」算定のための施設基準にも明記されています。アドバンス助産師2015の皆さん、更新に向けてラストスパート!

  • 日本看護協会、日本助産師会、全国助産師教育協議会、日本助産学会、日本助産評価機構

常任理事 岡島さおり

常任理事 岡島さおり

【ぜひ!日本看護サミット2019・訪問看護サミット2019へ】

皆さま、標記サミットの参加登録はお済みでしょうか。開催日時は12月6日(金)10時〜17時、会場はパシフィコ横浜、メインテーマは「看護が創造(つく)る地域の未来〜つなげよう!166 万人の看護の力〜」です。参加対象は病院、診療所、訪問看護ステーション、介護・福祉施設、行政など、あらゆる場の看護職とし、日本看護協会と日本訪問看護財団の共同開催により実施いたします。「サミット」とは主要国首脳会議の通称としてだけでなく、最近では団体や組織が将来に向けたプロモーションを行うイベントにも使われている名称です。本サミットは、めまぐるしく変化する社会の潮流を読みながら、看護の新しい形について考え、看護政策の充実につなげていくためのプロモーションの一環でもあります。12月6日は登壇者の皆さまと会場にお集まりの皆さまが一体となって、未来の地域を支える看護の力についてアピールしましょう! 当日参加も可能です。会場でお待ちしております。