看護師職能委員会Ⅰ(病院領域)

    令和6年度 活動方針

    昨年度、看護師職能委員会Ⅰ(病院領域)では、病院看護職の働き方改革の推進に向けた課題発見・意見集約に取り組みました。その結果、病院看護職員の公平・的確な評価と処遇につなげる仕組みづくりや、育児・介護以外の短時間正職員制度の導入、看護師から他職種へのタスク・シフト/シェアなどといった病院看護職の働き方改革の必要性は浸透してきている一方、それらを進める上ではさまざまな課題があることが明らかになりました。加えて、病院看護管理者を中心に、病院看護部だけでなく組織全体で必要な取り組みを進めていくことの重要性が共有されました。

    看護を取り巻く社会の動向や地域の状況を踏まえ、看護職の働き方改革を実現していく上で鍵となるのは看護管理者です。このたび改定された「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」(※)では、看護管理者は地域のさまざまな病院や施設などと緊密に連携する能力が求められることが明記されており、看護を取り巻く課題解決において、看護管理者の管理能力を発揮することの重要性が再認識されたといえます。

    そこで2024年度は、病院看護管理者の管理能力の発揮に資する情報収集・課題発見・意見集約を行います。活動としては、病院看護管理者の管理能力に焦点を当てて、2023年度の活動内容を継続・発展させていきます。

    「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」
      (厚生労働省ホームページ 2024年4月26日)

    令和6年度 活動内容

    • 病院看護管理者の管理能力の発揮に資する情報収集・課題発見・意見集約

      1)病院看護職の処遇改善に向けた取組に関する現状把握
      2)病院看護職における多様で柔軟な働き方に関する提案に沿った好事例の収集
      3)病院におけるタスク・シフト/シェア推進に伴う安全管理上の課題に関する情報収集・意見集約

    • 病院における看護職に関連した本会事業のトピックスに対するタイムリーな情報収集・課題発見・意見集約

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