看護師職能委員会Ⅰ(病院領域)

    令和7年度 活動方針

    昨年度、看護師職能委員会Ⅰ(病院領域)では、病院看護管理者の管理能力の発揮に資する情報収集・課題発見・意見集約に取り組みました。その結果、処遇改善については、多くの病院でベースアップ評価料を活用した賃上げは実施されているものの、基本給や手当での支給などの対応は分かれていること、また、多様で柔軟な働き方を推進するための制度の導入や活用は進んでいる一方、それらを支える側の看護師の負担が大きく、離職につながっている状況が明らかになりました。また、他職種へのタスク・シフト/シェア自体が進んでいない中、タスク・シフト/シェアに伴うエラーやインシデントの発生は限定的であり、かつ、各施設で慎重に体制づくりや対応をしていることなどが共有されました。

    生産年齢人口の減少が進み、地域の医療・看護提供体制を維持するために看護職員の確保が病院領域における大きな課題となっている中で、現在就業中の病院看護職の安全と安心を守り、できるだけ長く働き続けられるように環境を整備することが重要です。そして、看護職が専門性を発揮していくためにも、他職種とのタスク・シフト/シェアや看護チームにおける連携・協働が今後一層求められています。

    そこで、2025年度は、昨年度の活動内容を発展させ、看護管理者の役割発揮に向けた情報収集・課題発見・意見集約を行います。具体的には、病院看護職の健康で安全な職場づくりに向けた情報収集・課題発見・意見集約に加えて、主に看護補助者との連携・協働を中心とした情報収集・課題発見・意見集約に取り組みます。

    令和7年度 活動内容

    • 病院看護管理者の役割発揮に向けた情報収集・課題発見・意見集約

      1)病院看護職の健康で安全な職場づくりに向けた情報収集・課題発見・意見集約
      2)病院における看護補助者との連携・協働に関する情報収集・課題発見・意見集約

    • 各都道府県看護協会 看護師職能委員会Ⅰ 病院領域 における会員確保に関する取り組みの現状把握・課題発見

    • 病院における看護職に関連した本会事業のトピックスに対するタイムリーな課題発見・意見集約

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