専務理事からのワークリポート

機関誌「看護」2025年12月号より

専務理事 中野 夕香里

2025年度第7回常務理事会(10月15日)

専務理事 中野夕香里

このほど、新型コロナウイルス感染症に初めて罹患しました。症状が軽減するのに予想以上に長い時間がかかってしまい、これも年齢のせいなのか、日ごろの不摂生のせいなのか……と。これだけの期間ですが、脚力やバランス感覚の衰えなども確実に経験し、まずは、身体が元気で日々、活動できることのありがたさを痛感し、現在は仕事に復帰しています。「いつもより前向きに仕事ができているかな?」「なんだか頭が回っているかも……」などと予想外の感覚もありまして、休息の大事さも身をもって知る日々です。
今まさに、米大リーグのワールドシリーズの真っ最中。“大谷クン”のドジャースが、昨日6時間以上の接戦を勝ち抜いたかと思えば、今日は負けを喫したとのこと。彼らの健康管理と体力維持が、私などとは比べものにならないほど重要で深刻であることはもちろん言うまでもありませんが、このたびはより鮮明に映ります。
ということで、下半期に入り、次年度に向けた議論や始末も活発化してきていますが、前向きに取り組めています。まさに転んでもただでは起きぬ、です。
この前までの猛暑が嘘のように急な寒さの日々です。もはや日本の四季にはめぐり合えないのでしょうか。体調管理に気を配り、また元気にお目にかかりましょう。

第7回常務理事会

1.JNA看護管理研修(仮)プログラム認定実施要項及び申請の手引き(案)について協議し、承認されました。

  •  「JNA看護管理研修(仮)」のプログラム認定について、「JNA看護管理研修(仮)プログラム認定実施要項(案)」「申請の手引き(案)」を策定した。
  •  10月20日以降、認定看護管理者教育機関向けに「手引き」を公開した上で、11月には「プログラム認定申請に関する説明会」(11月11日[火]15:00~16:00)を開催予定。

2.2026年度診療報酬改定に関する説明会の実施(案)について協議し、承認されました。

  •  ①2026年度診療報酬改定の内容、および本会の今回改定に対する考え方などについて周知する。②「看護に関する内容を早く知りたい」とのニーズに応え、看護に関連する改定内容やその意図を中心に情報提供を行う。
  •  対象は看護職員(会員、非会員問わず)
  •  2026年3月26日(木)13:00~15:00(YouTubeライブ配信)
  •  2026年1月以降、参加申し込み受付開始予定。

3.令和7年度 厚生労働省 保健指導支援事業「市町村統括保健師の実践力強化」事業「市町村統括保健師研修会」プログラム及び募集要項(案)について協議し、承認されました。

  •  市町村統括保健師研修会(令和7年度厚生労働省保健指導支援事業)を以下の要領にて開催する。
  •  目的:2040年を見すえた保健活動を推進するに当たり、市町村統括保健師としての実践力の強化をはかるとともに、将来にわたる市町村統括保健師のネットワーク構築を推進する。
  •  日時:2026年1月24日(土)~25日(日)(1泊2日)※宿泊必須
  •  対象者:①市町村の統括保健師、または統括的立場にある保健師、②事前課題・事後課題を含む本研修のすべてのプログラムを受講できる者のすべてに該当する者(定員100名)
  •  受講申込受付期間:2025年10月16日(木)~11月14日(金)

4.看護職の「多様で柔軟な働き方」導入応援ブック(仮)の作成について(案)協議し、承認されました。

  •  新卒からプラチナ世代まで看護職自身が健康で安全に充実感を持って就業継続が可能となるよう、看護職の働き方に関する考え方や枠組みを変え、一人ひとりに合った働き方ができる体制を整えていくことが必要。
  •  冊子では、各施設や事業所の事情に応じた方策の考え方を提示し、多様で柔軟な働き方の導入を支援する。夜勤勤務者確保に向けた対応策の一助としても、多様で柔軟な働き方の導入が有用であることも提案する。
  •  対象は医療機関や訪問看護事業所等の看護管理者、経営層(病院長、事務長)。
  •  2月初旬を目途に印刷・製本を完了。本会ホームページにPDFを掲載。「看護サミット2025(2月5日開催予定)」参加者に配布する。
  •  キャリナースメール登録者、関係団体、本会「看護人材・夜勤人材の確保に向けた看護職の多様で柔軟な働き方導入支援セミナー」参加者等へメールでの案内も行う。

5.新型インフルエンザ等対策業務計画の改定(案)について協議し、承認されました。

  •  政府行動計画が2024(令和6)年 7月に抜本的に改定されたことを受け、指定公共機関である本会は、既存のインフルエンザ等対策業務計画を2025年度の早い時期までに見直し改定を完了するよう求められた。
  •  主な改定内容は、本会の関連する規定、マニュアルとの整合/本会の現在の組織構成に合致するよう内容を見直し/必要箇所に新たに災害支援ナース派遣調整業務等を追記など。
  •  本改定内容について、9月には、内閣感染症危機管理統括庁・厚生労働省の確認が終了。
  •  第5回理事会(11月27日・28日開催予定)において報告の上、内閣感染症危機管理統括庁・厚生労働省への報告および本会ホームページにて公表予定。

6.そのほか

以上に加え、以下を含む16件の協議事項を議論し、書面による報告も含む20件の報告事項を共有しました。

〈協議事項〉

「2025年度中堅期看護職員等の就業継続支援」事業「看護職応援サイト」コラム執筆候補者(案)/JNA看護管理研修(仮)プログラム及びオンデマンドコンテンツについて(案)/第57回(2026年度)日本看護学会学術集会 企画について(案)/2025年度「 へき地等における看護職確保」セミナー実施要項について(案)/「eナースセンター」および「とどけるん」利用者への就業希望に関する調査の実施について(案) 等

〈報告事項〉

「忘れられない看護エピソード~いのち・暮らし・尊厳を まもり、支えるプロフェッショナル~」審査結果/地域で安全・安心・快適な出産の場を確保し妊産婦の多様なニーズに応える取り組みの好事例収集 ヒアリング結果報告/第56回(2025年度)日本看護学会学術集会 会長賞について(報告)/2025年度 都道府県看護協会教育担当者会議 開催報告/2025年度 病院看護管理者懇談会開催報告 等

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