専務理事からのワークリポート
機関誌「看護」2026年10月号より
専務理事 中野 夕香里
2026年度第5回常務理事会(7月17日)

令和8年熊本地震の発災から1カ月が経過しました。発災直後から、熊本県看護協会役職員の皆さま、そして県下の看護職の皆さまが、ご自身も被災された中で、被災者の支援、医療・看護提供体制の維持にご尽力されていることに心から敬意を表します。併せて、災害支援ナースの皆さまと派遣にご協力をいただいている都道府県看護協会の皆さまに感謝申し上げます。災害からの復興にはいくつかの段階があり、相当の時間がかかることはご承知のとおりです。復旧から復興へ、そして、“元に戻す”から“よりよい未来へ変える”へ、レジリエンスの視点を持って取り組んでいくことの大切さを痛感します。フェーズは移っていきますが、その時々の状況、ニーズに応じた支援に、ご関係の皆さまと協働する所存です。
先週末(※1)には第30回日本看護管理学会学術集会にて、本会企画として、「インフォメーション・エクスチェンジ:世代間ギャップを力に変えるには~Z世代の強みを活かす実践のヒントを探る~」を実施させていただきました。Z世代の登壇者とフロアの看護管理者のやりとりが率直で小気味よく、あっという間の時間でした。ご参加の皆さまにも、ちょっと考えるきっかけとなればうれしいです。登壇者からは、Z世代の考え方や志向についての考察ならびに、実体験を踏まえた悩みや思いが語られた一方で、世代をひとまとめに扱わないでほしいというメッセージもありました。知らず知らずの間に、同じくZ世代の娘と登壇者の方々を比べていたことを反省した次第です。「看護職応援サイト(※2)」の“今日のことば”が「すべての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる(フリードリヒ・ニーチェ)」であったのは偶然、それとも必然でしょうか。
※1 学術集会2日目、2026年8月22日(土)に開催
※2 看護職応援サイト
第5回常務理事会(8月7日)
1. 日本看護協会情報ポータルアプリの構築および「協会ニュース」の電子化について(案)協議し、承認されました。
- 本会が発信するさまざまな情報や提供するサービスへの円滑なアクセスを確保するためのポータルとなるアプリの構築と「協会ニュース」の電子化を一体的に進め、情報提供の充実・効率化と会員サービスの向上をはかる。
- 本会公式ホームページへのアクセス状況に鑑み、掲載されているさまざまな情報や各種サービス、コンテンツにスマートフォンから簡便にアクセスできるアプリを構築する。
- アプリのプッシュ通知機能により、会員が自身の関心のある情報を選択して受け取ることや、本会の重要な情報をタイムリーに配信することを可能とする。
- 紙媒体としての「協会ニュース」との併用期間を設け、アプリの認知・利用の定着状況を確認しつつ、完全移行をめざす。
2.忘れられない看護エピソード~いのち・暮らし・尊厳を まもり、支えるプロフェッショナル~」事業について共有しました。
- 本事業は、2010年の「看護の日」制定20周年目の記念事業の一環として2009年から始まり、“看護の心をみんなの心に”をメインテーマに看護職を対象にエピソードを募集。これまで、社会状況の変化や看護人材確保に係る課題等を踏まえ、エピソード募集の対象の見直しや、周知媒体の工夫等を行いつつ継続しており、2021年度からは募集対象を看護職に限定して実施してきた。
- 2026年度は、以下の見直しの下、本事業を実施する。
- 1)連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)の放映で国民が看護を知り・興味を持つ機運が高まっていることにも鑑み、重点事業「社会における看護のプレゼンス向上」に向け、看護の価値や魅力を国民も参加型で発信する機会として、募集対象に「一般部門」を追加する。
- 2)学生のときから職能団体にコミットメントする機会をつくる一助として、「看護学生部門」を新設する。
- 3)周知媒体および表彰区分を見直す。
※ 「忘れられない看護エピソード」募集中(10月15日まで)
詳細はこちら
3.そのほか
以上に加え、2件の協議事項について議論し、10件の報告事項を共有しました。
よりよいウェブサイトにするために
みなさまのご意見をお聞かせください

