専務理事からのワークリポート

機関誌「看護」2024年7月号より

専務理事 勝又 浜子

2024年度第1回理事会(5月10日)報告

専務理事 勝又浜子

私はお料理をつくって食べるのが大好きです。でも、食べ終わった後、ほろ酔い加減で食器を洗うのが大の苦手なので、食器洗い機を活用しています。また、お料理は得意なのですが、いくつか難点があると息子から指摘されています。まず、盛り付けが下手。これは芸術的センスがまったくないため、お皿にべたっと置くのみ。なんでも高さを出して盛り付けることが重要だと毎回注意され、盛り付けのやり直しをさせられています。もう1つは、食器選びが下手。洋食なのに和食の食器に詰め詰めに盛り付ける。こちらも、もっと大きなお皿を使って余白を残してセットするよう言われます。料理の味はもちろんですが、見た目でそのおいしさが倍増されますよね。
さて、本号で専務理事としてのお勤めは終わりです。長い間、読んでいただきありがとうございました。
今回は、第1回理事会(5月10日)の概要についてお伝えします。

第1回理事会

1. 「看護みらいラボ(仮称)」基本構想に基づく設置について(案)協議し、承認を得ました。

1)検討経緯
2019年度から看護研修学校の図書館の特別資料室のあり方について検討に着手しました。その検討過程において、看護資料の活用による看護の価値の可視化の重要性が確認されました。そこで2022年度に「日本看護協会における博物館設置に関する検討委員会」を設置し、博物館設置の可能性について検討を行いました。
2023年度は、専門業者に委託し、博物館基本構想案を策定しました。

2)「看護みらいラボ(仮称)」の基本構想に基づく設置について
博物館基本構想案では、博物館の基本機能である①資料の収集・保管、②調査・研究、③展示・教育の考えられ得る最大の範囲の内容が包含されていること、また、専門業者から事業パターンが複数提示されたことなどから、設置に向け、今後の事業実施の基盤となる基本構想について、本会内部であらためて検討を行いました。
本会内部の検討においては、「未来を見据えた事業目的を前提として、事業の全体像を整理し、実施する事業の焦点化を行う」ことを基本構想に明記することとしました。さらに事業規模・実施体制等についても検討を行い、複数提示された事業パターンについては、未来の看護を創造するという方向性の下、事業効果や実現可能性を踏まえ、「オンライン展示+ JNAプラザにおける展示+看護研修学校における資料保管」の事業パターンとしました。実施体制については、新たに担当する部署を設置しますが、その組織体制等については、事業の具体的な計画を踏まえて検討、提案することとしました。
併せて、事業の名称についても、歴史的資料の取り扱いがイメージされる「博物館」ではなく、より未来を見すえて展開する事業を体現することができる「看護みらいラボ(仮称)」としました。なお、事業規模については、事業効果を勘案しつつ最小規模で行う方向で検討を進め、基本計画案策定に当たり概算事業費を積算し、あらためて理事会で協議を行うこととしました。事業概要は図表1のとおりです。

2024.07機関誌「看護」_専務ページ

2. その他、令和5年度決算報告書及び監査報告書(案)について、令和6 年度資金収支予算書及び収支予算書の第1 次補正(案)などについても協議し、承認を得ました。

 

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