専務理事からのワークリポート

機関誌『看護』2023年6月号より

専務理事 勝又 浜子

専務理事 勝又浜子

2023年度第1回常務理事会(4月14日)報告

今朝、赤のヘルプマークを付けた年配の男性が乗車してきたので、優先座席に座っていた私はすぐに立って席を譲ろうとしたところ拒否されてしまいました。その方が「若い青年ならいいけど」と言った途端、私の横の青年2人が立ち上がり席譲りは成功しました。それはそれで、めでたしめでたしでした。しかし、「若くないおばさんから席を譲られそうになって困惑したということか!」と思うとモヤモヤしてしまい、窓に映る自分の顔をしげしげと見つめ、66歳にしては若く見えると思うけどね~とため息をつき複雑な気持ちで出社しました(笑)。さて、新しい年度を迎え、2023年度第1回常務理事会(4月14日)の概要についてお伝えします

第1回常務理事会

1.2023年度看護師の特定行為に係る指導者等育成事業の実施について(案)を協議し、了承を得ました。


【特定行為研修指導者講習会】
1)
対象:特定行為研修の指定研修機関・協力施設になる医療従事者、指導者として係る者
2)
日時:図表1参照

 202306senmu1

【特定行為研修修了者のためのフォローアップ講習会】
1)
対象:特定行為研修を修了した看護師
2)
日時:2024年2月10日(土)13:00 ~16:45
3)
研修場所と方法:神戸研修センターにおける集合研修

2.2023 年度「介護施設等における看護指導者養成研修」の実施について(案)を協議し、承認を得ました。

1)
開催日程:図表2参照

202306senmu2

 

2)
応募期間:6月14日(水)~ 6月29日(木)
3)
定員:100名
4)
受講料:1 人50,000 円(税込)
5)
受講要件①~③のいずれかを満たす者:①介護施設等に勤務する看護師で、看護の指導的立場にある者/②研修修了後に、各都道府県で開催される「看護実務者研修」への参画が期待できる看護師/③介護施設等に勤務する看護師で、研修修了後に自施設等で「看護実務者研修」の実施が期待できる者
6)
広報・周知:本会ホームページに掲載

3.本会が実施する訪問看護総合支援センター試行事業の総括について(案)を協議し、承認を得ました

1)
試行事業実施期間及び実施団体:2019~2022年度に都道府県看護協会をはじめとする14団体が参加し、試行事業を経て9カ所がセンターを開設
2)
実施内容と主な知見:
①センターでの主な取り組み:「訪問看護に関する相談窓口の設置」や「学生向けの周知・啓発活動」、「各種研修の実施」等が多くのセンターで実施された。
②センターの人員配置と運営資金:試行事業を経て県の事業としたセンターの人員配置は1.5 ~ 3.5 人で、看護職員と事務職で構成されている場合が多かったが、事務職がいない場合もあった。センターの運営資金は、3,900千円~ 22,951千円と事業規模による違いがあった。
③センター設置・県事業化に向けたプロセス:「県行政への要望」や「訪問看護ステーション連絡協議会へ等の関係団体に対するセンター設置の必要性に関する情報提供」が行われた。
④センター設置による成果:センター設置による「関係機関間の連携強化」や「情報の集約力の向上」、「ナースセンターと連携した体験事業の実施」「教育機関と連携した新卒訪問看護師育成の体制づくり」等、多様な看護人材の参入促進をはかる方策が進められた。全国でセンターまたはセンター機能を有する組織がある県は全国で24となった(2022年10月時点)。
3)
今後の取り組み:2023 年度に各地域でのセンター設置促進ツールとして「センター設置・運営」の手引を作成し周知普及をはかる。
 
※疾病・事業及び在宅医療に係る医療体制の構築にかかる指針について、図書館の利用者サービスや博物館に関する協議なども行いましたが、次回の理事会での協議後に報告します。

 

よりよいウェブサイトにするために
みなさまのご意見をお聞かせください