副会長活動ダイジェスト

機関誌「看護」2026年3月号より

副会長  任 和子

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“最期はどこで迎えたいですか”と聞く前に

2014年から共同代表を務めている「京都ACP研究会」において、地域公開講座(※)を開催しました。今年は「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」を、医療・ケアと法律・金銭という二つの視点から深める構成とし、講演に加えて参加者同士が話し合う時間も設けました。一つ目の講演は、ニューヨークで訪問看護・ホスピスに携わってきた岡田圭氏による、スピリチュアルケアとACPについての講演で、全人的苦痛に寄り添い、意味づけを支える対話の大切さが示されました。言葉を丁寧に受け取り、沈黙や「間」を大切にする姿勢は、ケアの根幹にあるものだと感じます。二つ目は、司法書士の福村雄一氏から「お金と法律」の課題が語られました。司法書士もACPに深くかかわり、人生の最終段階を支える重要な専門職であることが示されました。「心のケア」と「現実的な生活基盤」。この両輪がそろって初めて、その人らしい人生を最期まで支えることができます。より包括的なACPが実践できるよう、学びを重ねていきたいと考えています。

“最期はどこで迎えたいですか”と聞く前に現実から問い直すACP

副会長  山本 則子

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副会長としての役割と本務を両立する日々

私の副会長の仕事は非常勤で、本務は教育研究者です。就任当初は両立できるか不安に思っておりましたが、毎日かなり忙しいのは否めません。週に1~2回、多いときはそれ以上、協会内外の会議があり、厚生労働省などの部会では事前レクチャーや資料の読み込みが必要ですので、忙しいときには相当な業務量になります。ただし、今はほとんどの会議がオンラインで行われるため、移動時間は必要ありません。以前の副会長の皆さまは、会議に伴う移動が大変だったことでしょう。今後、10月には地区別法人会員会で各地に出かけますし、日本看護学会などの出席もあります。昨年はICNの代表者会議出席のためフィンランドへ出張しました。一方、大学でも各種の研究活動、学部教育の準備と講義、演習・実習、大学院生の研究指導など盛りだくさんです。日々分刻みの生活ですが、協会や大学の同僚の支援や学生の理解に支えられ、なんとか働いています。これからも、体調管理を心がけながら役割を果たしていきたいと思います。

副会長  勝又  浜子

副会長 勝又浜子

皆さんの経験を、国家試験に生かしてみませんか

今年も、保健師助産師看護師国家試験の時期がやってきました。ご承知のとおり、国家試験問題は厚生労働省看護課が事務局となり、試験委員の先生方が多くの時間と労力をかけて作成されています。ところで皆さんは、厚労省が2003年度から、全国の看護師等学校養成所、新人看護職員研修事業を実施している施設、職能団体、看護教育関係団体、看護関係学会等に協力を依頼し、Web上で試験問題を登録できる「Web公募システム」を稼働させていることをご存じでしたか。昨年は227件の試験問題の応募があったとのことです。また、視覚素材、状況設定問題の元となる情報(匿名化された事例やデータ、状況など)の登録も期待されています。本会においても、この取り組みに協力すべく、毎年、役員会議などで議論して登録を行っています。質の高い試験問題がプールされ、ブラシュアップされていくことで後輩たちの役に立つことを願っています。各病棟でも、時間があるときに問題作成に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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