日本看護協会とは

副会長活動ダイジェスト

月刊『看護』2020年4月号より

副会長  井伊  久美子

副会長 井伊久美子

【学部4年で看護師教育を開始】

3月・4月は、1年で最も大きい節目の季節です。今年は特に、東京オリンピックとパラリンピックの開催、そして新型コロナウイルス対策や、暖冬の影響など、多くの新入生や新社会人が今まさに“特別な年”を感じていることでしょう。私の所属する香川県立保健医療大学では、令和2年度の入学生から看護学科は看護師教育のみとなり、新カリキュラムがスタートする特別な年となります。「学部4年で看護師教育のみ」とすると、受験生は確保できるのか? 4年制大学のメリットがなくなるのでは?等々、さまざまな懸念が取りざたされ、学校経営にも影響するとまで言われている状況があります。しかし、この際、強調したいと思います。本学では学部4年で看護師教育のみとしましたが、今年の受験者数は減らなかったどころか、かなりの増となりました。私自身は保健師なので、少し複雑な気持ちもありますが、学部4年で看護師教育のみとすることに何の障壁もありません。

副会長  齋藤  訓子

副会長 齋藤訓子

【マスクがほしい】

新型コロナウイルスの感染拡大の抑止のために開催中止となるイベントが多いと思います。準備をされてきた主催者の方々には「空振り」になるので、さまざまな思いがよぎるかもしれませんが、賢明なご判断・決断に敬意を表したいと思います。手洗いを徹底し、個人レベルで予防の行動をとることが重要で、現在、バスの中、タクシーの中、コンビニエンスストア等、人目のつくところには厚生労働省から出されている手洗いの方法、マスクのつけ方、咳が出たときの抑え方のチラシが貼られています。私自身もあらためてチラシを見て、手洗いが雑になっていることも認識しました。さて新型ウイルスも気になりますが、個人的には花粉症対策に頭を悩ましております。必需品となるマスクの入手が困難で、近くのストアでは整理券まで出している状況です。手元にあるマスクを数えながら、いつになったら潤沢に商品が並ぶのかと心待ちにしながら外出を避ける方法を思案しております。

副会長  秋山  智弥

副会長 秋山智弥

【記録なくして看護の専門性は語れない】

2月7日、中医協は令和2年度の診療報酬改定を厚生労働大臣に答申しました。「重症度、医療・看護必要度」の記録については、B項目の「移乗」「口腔清潔」「食事摂取」「衣服の着脱」について、「患者の状態」と「介助の実施」を分けて評価し、掛け算によって点数を出す方式が提案され、これをもって「評価の根拠となる記録は不要」とされました。A・C項目ならまだしも、B項目は看護師が看護の視点で評価すべき項目なので、記録なくして看護の専門性は果たして証明できるのでしょうか? いつもは1人でトイレまで歩ける患者さんであっても、つらい治療の最中、安楽を優先してトイレまで介助することがあります。この患者さんは「介助不要(0点)」×「介助実施(1点)」= 0点と自動計算されてしまうかもしれません。「午後は吐き気が強く、車いすへの移乗、トイレまでの移動を介助した」プロの看護師には、患者が“見える”記録を自らの意思で残してもらいたいものです。

  • 本号p.26〜29「TOPICS」参照