会長あいさつ
いのち・暮らし・尊厳を まもり支える看護を提供し、
すべての人々がその人らしく生涯を過ごすことのできる社会の実現を
日本看護協会会長 秋山智弥
■「看護の将来ビジョン2040」の実現に向け全身全霊で改革に取り組みます。
高齢者のさらなる高齢化が進み、医療と介護、両方のニーズがより一層増していく中、自分らしく生きていくために人々がどのような意思決定をされるのか、それを支援することが、医療と生活、両方の視野を備えた私たち看護職の専門性だと言えます。また、こうした意思決定の支援は高齢者に限ったことではなく、地域で暮らすあらゆる人々の、人生のあらゆる段階において必要とされるものでもあります。 「看護の将来ビジョン2040」では、2040年に向けて①その人らしさを尊重する生涯を通じた支援②専門職としての自律した判断と実践③キーパーソンとしての多職種との協働という三つの目標を掲げ、私たち看護職はこれらに挑戦していくと謳っています。人々が健やかで幸せな人生を全うできるよう支援することが私たち看護職の務めであり、喜びでもあります。看護というこの尊い仕事が人々からよりよく理解されることを、また、次世代を担う多くの若者が看護の道を選び歩んでくれることを心から願っています。
ビジョンの実現に向け、あらゆる改革に全身全霊で取り組んでまいります。
■会員、看護職の皆さまへ いのち・暮らし・尊厳を まもり支える仕事だからこそ看護職自身のウェルビーイングが大切です。
すべての人々がその人らしく生涯を過ごすことのできる社会の実現に向け、看護職が生涯を通じてさまざまな場で力を発揮するためには、看護職自身もウェルビーイングな状態、健やかで幸せな状態でなければなりません。仕事と私生活が両立でき、そのいずれもが自分の人生を豊かにしてくれるものであることが望まれます。本会は、職場環境や労働条件、仕事に見合った処遇の改善など、喫緊の課題にもスピード感をもって対応し、また、生涯学習を通じた資質の向上、主体的なキャリア形成にも力を注いでまいります。
一人でも多くの看護職の皆さまに賛同いただき、応援、そして入会いただけますように。
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