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協会ニュース 2022年3月号
首相官邸で新型コロナウイルス感染症対応について意見交換 福井会長が出席
2月17日に首相官邸で、総理と医療関係者との意見交換が開催され、日本看護協会から福井トシ子会長が出席し、岸田文雄内閣総理大臣と意見交換を行った。
福井会長は、オミクロン株による感染拡大により、特に高齢者施設でクラスターが急増している現状に触れ、看護職員の確保や応援体制などが必要であるとし、感染が急拡大した沖縄県では県ナースセンターが、クラスターが発生した高齢者施設に対し、看護職員19人を派遣した事例を紹介した。また、医療施設や介護施設でのマネジメントの重要性として「クラスターが発生すれば、的確な情報収集や素早い判断、対応が求められ、この役割を担っているのが看護管理者。現場のマネジメントを強化するため、看護管理者の役割をもっと評価すべき。本会では資質の高い看護管理者を育成するため、認定看護管理者の普及を図っている」と述べた。さらに、緊急事態に対応できる体制にも言及し「これまでの感染拡大時にも、平時より一定程度手厚い看護職員の配置を行っていた医療施設では緊急的な対応ができていた。今回の診療報酬改定で新たな加算が設けられたが、看護職員配置のより抜本的な充実強化が必要」と要望した。