准看護師制度について

病院をはじめ、あらゆる医療の現場では、患者一人ひとりに合わせた医療を提供するため、様々な専門職がそれぞれの専門性を発揮し、より良い医療提供にむけて貢献をしています。

准看護師制度は、今から約70年前、戦後急激な病院増設により看護師の需要が大きくなる中で、当時女子の高校進学率が低く、看護師を十分に増やすことが難しいことから、中学校卒業を要件に看護師を補助する資格として発足しました。
時代は大きく変化し、現代の看護職には、急速な高齢化の進展による複数の多様な疾患を併せ持つ高齢患者の増加や、医療の高度化・複雑化、医療提供の場の多様化に対応し、自律的に判断し行動できる能力が一層求められています。しかし、准看護師は、看護を行うには看護師等の指示が必要な資格であり、現在の医療・国民のニーズに対応するには、教育内容、時間ともに不足しています。

日本看護協会では、准看護師制度が創設された当時から、一貫して准看護師養成の停止に取り組んでいます。

現在行っている日本看護協会での准看護師制度事業はこちら

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