日本看護協会とは

常任理事のマンスリー通信

月刊『看護』2017年8月号より

常任理事 中板育美

常任理事 中板育美

【2017年国際看護師協会(ICN)会員協会代表者会議(CNR)・第26回ICN4年毎大会に参加して】

標記会議に坂本すが会長と参加した(5月23日〜29日)。CNRでは、種々の協議に加え、会長や理事の選挙もあり、ICNが本会より一足先に新体制となった。日本と同様に四季があり、地中海性気候に属するバルセロナは、1年を通して温暖で、われわれもその恩恵にあずかった。毎日8時間の会議の連続であったが、21時過ぎまで明るく、夕食時間20時ころにレストランが開くのを待って食事をし、会議場そばの地中海を眺め、サグラダ・ファミリアも視察させていただいた。ICN大会でのメアリー・ウェイクフィールド氏(前米国保健・福祉省副長官代理)の基調講演の一部を紹介する。「看護職は人々との出会いの最前線にいる。いわゆる政策立案者以上に、変革をもたらすゲーム・チェンジャーとなり得るのだ。だからこそ看護職は、①脆弱な人々を見捨てず、②持続可能な開発目標に貢献し、③生活習慣病や感染症から人々を守る、これらを分断させることなく包括的に取り組める力が必要なのだ」。

常任理事 川本利恵子

常任理事 川本利恵子

【「日本看護サミット2017」での熱い議論!!】

千葉市の幕張メッセで通常総会前日に日本看護サミットが開催され、3000名を超す参加があった。テーマは「地域包括ケア時代の看護基礎教育」であり、看護基礎教育のこれまでと現状や課題、今後について議論を深める企画であった。黒岩祐治神奈川県知事のビデオメッセージに始まり、鼎談、解説、パネルディスカッションと続き、最後に坂本すが会長の講演があった。前回のサミットと同様にパネルディスカッションの座長を担当した。「看護基礎教育を変える!〜We can change 〜」をテーマに6名のパネリスト(行政・専修学校や大学の教育者・看護の現場の立場)からそれぞれ発言があり、その後意見交換を行った。地域包括ケアに向けて教育内容の拡充は必要であるという認識では一致したが、現状の教育環境としての場と教員不足が話題となった。看護系大学が多く開設され始めた時代に、同じく場と教員不足の課題が指摘されたことを思い出した。現在は250校を超える大学が開設されている。きっと、これから課題を超えてチェンジできるであろう。

常任理事 勝又浜子

常任理事 勝又浜子

【多様なキャリアモデルと働き方モデルの開発に向けて】

永年の経験や技能を生かし働き続けるナースには、シルバーナース、シニアナース、プラチナナースといろいろな名称がありますが、日本看護協会はプラチナナース(貴金属の中でも極めて希少性が高く、金より価値がある)を使用することにしました。5月22日に開催されましたナースセンター事業担当者会議において坂本すが前会長の強いご意向による提案で、皆さんが拍手で同意されました。少子化の中で、新規卒業者を増加させることは非常に難しく、若いナースの離職防止と復職支援、さらには熟練のナースの就労継続が重要なポイントだと考えています。今年度は、厚労省から「看護職員の多様なキャリアパス周知事業」の委託を受け、従来の病院勤務を中心としたキャリア形成だけでなく、病院以外で働く場合も含め、どのような経験や学習を積んでいくのかなど多様なキャリアモデルと働き方モデルを開発し、周知していくための取り組みを進めています。

常任理事 吉川久美子

常任理事 吉川久美子

【常任理事に就任して】

2017年度の通常総会で常任理事に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。日本看護協会での担当業務は、医療制度・診療報酬に関すること(DiNQL含む)、医療機能評価に関すること、助産師職能委員会・助産師職能の強化に関すること、国際助産師連盟(ICM)に関することです。就任後初の大きな仕事が、6月13日よりカナダのトロントで開催されたICMの国際評議会への出席とその後に開催されたICM大会への出席でした。国際評議会では、2015〜17年までの活動報告および2018〜20年の戦略目標が提示され意見収集されるとともに、「助産師が助産師としての仕事をするためには」、また「質の高いケアの提供」や「助産師の教育」などについて意見交換を行いました。国の事情は異なるものの、同じ仕事をする仲間としての絆を感じるとともにパワーをもらいました。とても大きな業務を担当することになりましたが、そのパワーを活力とし、また臨床での経験を生かしながら取り組んでいきたいと思います。

常任理事 熊谷雅美

常任理事 熊谷雅美

【抱負】

代議員745名を含む3390名の出席の中、平成29年度通常総会において、常任理事に選出されました。あらためて重責を感じております。就任にあたり、ごあいさつを申し上げます。福井トシ子会長の方針「予防・健康づくりの視点持ち、あらゆる場で看護の提供を」を具体化するために行動してまいります。私の担当は主に「看護職の労働環境整備」です。私は病院の看護管理者として、「安心・安全な看護の提供、看護の質向上」をめざし、人材育成や勤務環境の改善などに取り組んでまいりました。そしてこれからの職務遂行にあたって、多くの皆さまとのディスカッションやご意見、また自身のこれまでの経験を活かして、「看護職が安心して働き続けられる労働環境」の構築に努めてまいります。そしてすべての人が、「地域で生まれ、地域で暮らし、地域で生ききる」ことができる地域づくりのために、看護の力を発揮したいと思います。どうぞご指導・ご支援、よろしくお願いいたします。

常任理事 荒木暁子

常任理事 荒木暁子

【新理事としての抱負】

このたび常任理事を拝命いたしました。担当は、在宅看護、介護福祉制度関連、看護師職能U(介護・福祉関係施設・在宅等領域)、および、認定看護師制度の再構築です。
着任早々の大きな仕事として、平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定へ向けて、在宅看護や福祉サービスへの意見を集約しヒアリングなどに対応しております。もう1つ大きな仕事は、認定看護師制度の再構築です。さまざまな課題とこれからの看護師に求められる役割を整理し、よりよい形を再構築していきたいと思います。関連して、協会外では厚生労働省社会保障審議会および療養病床の在り方等に関する特別部会、一般社団法人全国訪問看護事業協会常務理事、ほか在宅や障害関連団体の委員などを務めさせていただきます。
前職の看護管理者としての経験、そして、子どもや障害のある方々への看護の経験を活かして、あらゆる人々によりよい看護が届くよう、会員の皆さま、本会職員と一丸となって推進していく所存です。