認知症高齢者の看護実践に必要な知識
分 類 | 【2】看護・医療政策に関する研修(診療報酬に関する研修を含む) |
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時間(目安) | 620分(実時間) |
提供方法 | オンデマンド研修+集合研修 |
配信・開催期間 | 各都道府県看護協会が指定 |
申込期間 | 各都道府県看護協会が指定 |
研修目的 | 認知症高齢者における国の施策や医療の現状と、入院中の認知症高齢者を適切にケアするための基本的な知識を理解することができる。 |
主な対象 | - |
申込・ 受講方法 |
開催会場・開催日程・申込期間を確認後、都道府県看護協会にお申し込みください。 |
受講料 (税込) |
都道府県看護協会により異なります。 |
研修修了証 | 規定時間を修めた方は、都道府県看護協会で研修修了証が発行されます。 |
備考 | 認知症ケア加算2・3対応 |
研修プログラム
章 | 単元/主な内容/到達目標 | 講師(所属等) ※敬称略 |
時間数 |
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1 |
●認知症に関連する疾患と病態・治療① ・認知症の医療の現状と課題 ・認知症高齢者に関する政策の動向 |
小川 朝生 |
45分 |
2 |
●認知症に関連する疾患と病態・治療② ・認知症とは ・認知症の原因疾患と病態・治療(最新の知見を含む) ・入院が認知症に及ぼす影響 ・認知症高齢者がよりよい入院治療を受けるために医療者にできること |
小川 朝生 |
60分 |
3 |
●組織で取り組む認知症高齢者ケア ・認知症患者のアセスメントのためのツールの活用 -「医療者のための認知症対応シート」- ・認知症ケア加算の概要 ・認知症ケア加算を活用した認知症高齢者ケアの組織的な取組みと評価 |
田中 久美 |
45分 |
4 |
●認知症高齢者の看護に必要なアセスメント ・認知症とともに生きる高齢者の体験世界 ・認知症高齢者に特有なアセスメントの視点(健康障害、認知症の重症度、生活障害、行動・心理症状(BPSD)など) ・アセスメントに有用な情報と情報収集の方法 |
花房 由美子 |
30分 |
5 |
●認知症高齢者の看護に必要なコミュニケーションと援助技術 ・認知症高齢者の反応に合わせたコミュニケーション ・生活障害への援助の工夫と技術 ・BPSDの捉え方と対応方法 ・せん妄発症予防と早期改善へのケア |
花房 由美子 |
60分 |
6 |
●認知症高齢者ケアにおける多職種・看看連携のあり方 ・院内・院外の多職種・看看連携の意義 ・院内・院外の多職種で行うカンファレンスの目的と方法 ・カンファレンスの効果的な活用 |
鶴屋 邦江 |
30分 |
7 |
●多職種・看看連携による認知症高齢者ケアの進め方 ・入院前の生活像を活用した回復を促す看護と退院支援 |
鶴屋 邦江 |
30分 |
8 |
●認知症高齢者に適した療養環境と調整方法 ・ケアとしての療養環境の調整 ・入院中の危険回避と安全確保の考え方 ・身体拘束を当たり前としないケアへのチームアプローチ |
鶴屋 邦江 |
45分 |
9 |
●認知症高齢者に特有な倫理的課題 ・認知症高齢者ケアで起こりやすい倫理的課題とその背景 ・認知症高齢者の尊厳を守り高める看護実践のあり方 ・事例で学ぶ認知症高齢者の尊厳を守り高める看護 |
高梨 早苗 |
30分 |
10 |
●認知症高齢者の意思決定支援 ・認知症高齢者の意思決定支援の考え方 ・意思決定プロセスにおける家族と家族への支援 ・本人の意思と本人にとっての最善を探求する方法 |
高梨 早苗 |
45分 |
※収録時点の講師の所属・職位を記載しています
章 | 単元/主な内容/到達目標 | 講師(所属等) ※敬称略 |
時間数 |
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- |
【演習1】 ●認知症高齢者に適した療養環境と調整方法 ・自部署での取組み等意見交換 ・事例で考える身体拘束解除に必要なアプローチ ●質疑・応答 |
- |
50分 |
- |
【演習2】 ●認知症高齢者の看護に必要なアセスメント ・事例をもとにアセスメントする ・事例で考えるコミュニケーションと援助技術 ●質疑・応答 |
- |
70分 |
- |
【演習3】 ●認知症高齢者に特有な倫理的課題・意思決定支援 ・認知症高齢者ケアでの倫理的課題に関する意見交換 ・認知症高齢者の意思決定支援に関する事例検討 ●質疑・応答 |
- |
70分 |
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まとめ |
- |
10分 |
※収録時点の講師の所属・職位を記載しています