日本看護協会とは

副会長活動ダイジェスト

月刊『看護』2018年8月号より

副会長  井伊  久美子

副会長 井伊久美子

【これまでの活動経験を生かし、看護の未来に向けて尽力】

平成30年度通常総会において、副会長に選出いただきました井伊久美子です。これまでの専務理事とは違う立場で看護協会活動に携わらせていただくことは大変光栄なことだと考えています。あらためて気を引き締めて、臨みたいと思います。
看護が直面している課題は厳しい事項も多々あります。しかし、課題に対しては、ぶれずに継続的組織的に取り組み、さまざまな変革をポジティブに受け止め、1つひとつの取り組みが看護の未来につながるよう尽力したいと考えます。担当は、①保健医療制度・政策に関すること、②看護(教育)制度に関すること、③重要な内部管理に関すること、です。特に看護教育については、30年4月から国において「看護基礎教育検討会」が開始されており、構成員として参画しております。今後、看護職に期待される役割からも看護師基礎教育の拡充は必須です。本会の主張をしっかり述べていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

副会長  齋藤  訓子

副会長 齋藤訓子

【死亡診断書の取り扱いに関する規制緩和の正しい理解の必要性】

6月12日・13日と横浜での通常総会、全国職能別交流集会が無事に終了しました。ご参加いただいた方、神奈川県看護協会関係者の皆さま、本当にありがとうございました。さて、連日にわたり標記に関するご意見、ご質問等をいただきました。「ガイドラインに記された行為が看護といえますか?」「なぜ、医師が来るのを待ってはいけないのですか?」といった声が上がっていました。実際に研修受講された方なのかどうかは不明確ですが、意見をうかがう限りにおいては正しく理解されていないのではないかと推察されました。医師による速やかな死後診察ができる場合や、たとえ時間がかかってもご家族等がご了解されているならこれまでの対応で十分です。ただ、地域によっては何らかの事情で死後診察に来られない場合や最後の段階で救急搬送されるケースもあります。ガイドラインの内容については見直しを求めていますが、適応の対象については極めて限定的な運用であることをご理解いただければと思います。

副会長  秋山  智弥

副会長 秋山智弥

【ICT(情報通信技術)への期待と看護の本領】

6月12日の通常総会を終え、1期2年目がスタートいたしました。今年度は看護管理の制度・政策、看護職の役割拡大に加え、新たに医療分野の情報管理に関する領域を担当いたします。地域包括ケアの時代、健康増進から予防、治療、看取りに至るまで、施設を超えた情報共有は継続的な看護の重要な鍵を握ると言っても過言ではありません。一方、それらの情報は、対象者にとっては絶対に漏洩されることがあってはならない極めて重要な個人情報であり、その管理は厳重でなければなりません。ICTを駆使し、セキュリティを最大限確保しつつ良質なデータのやりとりができるようになれば、全国の隅々にまで良質な医療を届けることができます。ただし、その末端には「端末」を携えた看護師がいることが必須です。数値化できない情報を処理し、デジタルでは埋め切れない判断の隙間を埋め、手の温もりとともに最良の行為を届けることができるのは、ほかならぬ看護師だけだからです。