副会長活動ダイジェスト

機関誌「看護」2026年4月号より

副会長  任 和子

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「支え合い」の心を大切に

「支え合い」という言葉は、普段は意識されにくいものですが、今の時代だからこそ、大切にしたい価値だと感じています。2月の社会保障審議会医療保険部会では、菊池馨実部会長代理(早稲田大学理事・法学学術院教授)の退任に当たり、心に残るごあいさつがありました。「社会保障は支え合いと連帯を大切にし、社会全体で人々の暮らしを支えていく営みである」というメッセージが、あらためて私の胸に深く響きました。近年、「人と人とのつながり」は見えにくくなっているようにも感じられますが、まさにそこにこそ、私たちの活動の原点があります。
日々の看護の現場においても、人と人との関係性がケアの質を支えている場面を、数多く目にしてきました。一人ひとりの日常にある小さな優しさが重なり合い、私たちの社会を支える力になっていくのだと、私は確信しています。人と人とが支え合いながら安心して暮らしていける未来について、これからも考え続けていきたいと思います。

副会長  山本 則子

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International Workforce Forum(IWFF)への出席

2月に横浜市で行われた国際看護師協会(ICN)主催のIWFFでは、オーストラリア、カナダ、アイルランド、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、英国の方々とともに、看護師の働き方とその保護に関するさまざまな話題が話し合われました。世界には3,000万人近い看護師がいます。具体的な活動の内容は多様ですが、全人的な人間観や健康・ウェルビーング・尊厳の尊重といった基盤を共通して持ち、どの国でも「Nurse」というだけでその役割が認識される職業であることを、あらためて誇りに思いました。現在、看護師不足や看護師に対する暴力、安全のニーズ、責務に見合わない報酬など、看護が抱える課題は多くの国々に共通しています。しかし、各国の看護師が離職防止や安全の保証、報酬の改善を実現している事例報告の数々にとても勇気づけられました。今後、実現しなければならない多くの課題解決への知恵を諸外国の経験から学びたいと思います。私たちも、自分たちの活動を諸外国の看護師と共有して助け合いましょう。

副会長  勝又  浜子

副会長 勝又浜子

医療法施行規則の改正を踏まえた対応について

第123回社会保障審議会医療部会において、「医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会」の報告があり、この報告を踏まえて、医療法施行規則を改正するとの提案がありました。すべての病院、診療所、助産所に医療安全管理者を制度上位置づけるものであるものの、医療安全管理者の資格要件については、医療関連資格の有無は問わない、加えて研修についても受講が望ましいとなっていました。私は、「現在の医療安全管理体制の課題を改善するために、医療安全管理者を位置づけるのであれば、誰でもいいから配置するというのではなく、重大事象が発生した際の対応ができる、医療事故調査等における知識等を十分に有している者が役割を果たせるようにしなければ、ただ置いただけになってしまうのではないか危惧している。併せて、基本部分の研修は必要である」と発言しました。しかし力及ばず、まずは「配置」と事務局の提案どおりになりました。各医療機関においては十分に検討していただき、ご対応のほどよろしくお願いします。

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