eナースセンター日本看護協会

働き続けられる職場づくりを支える制度や取り組み

日本看護協会は、働き続けられる職場づくりを支援し「多様な勤務形態」の普及を進めます

看護職が仕事と生活のバランスのより良い調和を実現させ(すなわちワーク・ライフ・バランスの向上)、長く働き続けるためには、看護職一人ひとりが、各々のライフサイクルや家庭状況に応じた働き方を選択できることが必要です。働き続けることよって、豊かなキャリアが継続し、看護職としての専門性も向上させることができます。ここでは、多様な勤務形態の一部をご紹介しましょう。

【多様な勤務形態の種類】

働く時間の長さが選べる
  • 短時間正職員
    • フルタイムよりも所定労働時間が短い勤務
    • 一日の所定労働時間が短い(例:1日5時間、週5日勤務等)
    • 一週間の所定労働日数が少ない(例:1日8時間、週4日勤務等)
  • 変形労働時間
    • 一定期間を通じて法定の労働時間を超えない範囲で、特定の日または週に法定労働時間を超えて働く制度(例:1日10時間、週4日勤務等)
  • ワークシェアリング
    • 複数の人がひとり分の勤務時間をわけあって働くこと
働く時間帯・曜日が選べる
  • 複数の勤務時間帯から希望のものを選ぶ
    • 時差出勤
    • フレックスタイム (1か月以内の一定期間における総労働時間をあらかじめ定め、その枠内で各日の始業・終業の時刻を労働者が自主的に決定して働く制度)
交代制の働き方が選べる
  • 同一の病棟内で2交代、3交代の選択
  • 夜勤をする時間帯の選択
  • 夜勤の回数の選択
  • 日勤のみ勤務、夜勤のみ勤務、交代制勤務などの選択
業務にバリエーションがある
  • 裁量労働制
    • 実際の勤務時間に関係なく、あらかじめ決めた時間を働いたとみなすこと
  • 病院に勤務しながら学校などで講義や技術演習を担当する
  • 病院に勤務しながら専門看護師として地域など、対外的な活動を行う
常勤と非常勤、勤務形態が選べる 雇用形態や勤務形態の変更が容易
働く場所が選べる 勤務地限定制度

短時間正職員制度

日本看護協会は、特に「短時間正職員制度」の普及に力を入れています。短時間であれば働き続けられるという看護職は多く、短時間正社員制度の導入は多様な勤務形態を実現するための大きな鍵となります。
短時間正職員制度は通常のパートタイマーと異なり、正規雇用でありながら通常よりも短い時間で働く雇用形態です。具体的には、福利厚生・社会保険・育児・介護休業などが適用されることと、通常の正職員と同等の昇進昇格や教育訓練などの機会が与えられることが特徴です。給与は正規雇用のフルタイム職員と同様の給与体系が、勤務時間の違いのみを反映して設定されます。より安定した雇用、仕事の内容や責任範囲・権限に応じた処遇を実現することができるようになります。

【短時間正職員制度とは】

短時間正職員とは、フルタイムの正職員より一週間の所定労働時間が短い正職員を指す。法律上で「短時間正職員」が定義されているわけではなく、企業・組織内においてこのような働き方を制度化したものが短時間正職員制度となる。

【正職員・短時間正職員・パートタイマーの一般的な相違】

  契約期間 退職金 昇進 育児休業
正職員 無期
短時間正職員 無期
パート 有期 ×

(出典:厚生労働省雇用均等・児童家庭局の発表資料を一部改変)

参考:
厚生労働省「短時間 正社員制度 導入支援ナビ」
改正パートタイマー労働法(2008年4月施行)は、正規職員より勤務時間が短い「パートタイマー」の処遇改善を求めるものです。いわゆる「フルタイム・パート」についても、改正法の趣旨に照らして厚生労働省の「指針」により処遇改善が求められています。法令順守はもちろんのことですが、これを機会に積極的な取り組みを検討してください。
参考:
厚生労働省 改正パートタイム労働法関連資料
医療界に劣らず人手不足が深刻な流通・サービス業界では、改正法の趣旨を先取りしてパートタイマーの正社員化が進んでいます。他産業分野の取り組みや「知恵」を医療分野でも生かせるはずです。

多様な勤務形態を導入した施設の取り組みをご覧になれます

取り組み事例では、短時間正職員制度をはじめとする多様な勤務形態を導入した施設の取り組みを閲覧することができます。
看護職のWLB推進ワークショップ事業の取り組みと合わせて、是非ご覧ください。(※要ログイン)

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