看護実践情報

看護師職能委員会 Ⅱ(介護・福祉関係施設・在宅等領域)の集会・会議

全国看護師職能委員長会Ⅱ〜介護・福祉関係施設・在宅等領域〜

【2017年度 第1回(8月2日)】

住み慣れた場所で最期までその方策を討議

新たに就任した荒木暁子委員長=写真=は冒頭、あいさつとともに新任9人を含む12人の職能委員を紹介した。また、2017年度の本領域に関連する本会の重点政策・事業と、活動方針について概説した。/p>

続いて講演が2題あった。1題目は「救急業務の現状と課題」として、総務省消防庁消防・救急課の小久江賢一課長補佐が登壇。介護施設などからの出動要請増を受け、不要不急の出動低減のために、平時から施設側と情報交換や連携を図ったり、円滑な搬送に向け情報授受の様式を定めるといった各地の事例を紹介した。

2題目は、厚生労働省医政局看護課の穴見翠氏が「情報通信機器(ICT)を利用した死亡診断等ガイドライン」について講演した。これは、日本看護協会が政府の規制改革推進会議に提言したことを契機に検討され、9月12日に厚生労働省から通知が発出された遠隔的な死亡診断の実施に関するもの(9面に関連記事)。検討の経緯や、関与する看護職の要件となる研修の概要が解説された。

グループ討議では①介護施設などでの看取り期の救急搬送の現状と課題②本会・都道府県看護協会の本職能委員会における組織力強化の具体策―の2テーマが提示された。荒木委員長も参加し、各グループで活発な話し合いがあった。

閉会時、荒木委員長は看取りの考え方や整備が各地で進展していることを実感したと討議を評するとともに「学んだり話し合ったことを各地域でも議論し、広めてほしい」と呼び掛け、会を締めくくった。

【2017年度 第2回(3月15日)】

報酬改定や政策を追い風に組織力強化を図る

開会にあたり、荒木暁子委員長=写真= は診療・介護報酬改定の動向などを例に「本領域は追い風が吹いている。エネルギーをより高めるため、組織力の強化に向けた効果的な方法を皆で考えたい」とあいさつした。

まず、荒木委員長や委員が2017年度の本領域の事業報告を行った。介護施設などでの特定行為研修の活用や、救急搬送の低減など看取りを支える看護職の役割を中心とした検討内容を報告した。併せて、18年度の活動方針ならびに本領域に関連した本会の重点政策・事業の進捗や事業の方向性も紹介した。

続いて、17年度に特別委員会を設置した訪問看護管理者/介護施設の看護管理者の系統的な研修内容および支援体制のあり方検討委員会の活動報告があった。16年度の特別委員会で、訪問看護ステーションや介護施設等の看護管理者に必要な役割・行動特性を見いだしたことを受け、17年度に能力習得に向けた研修プログラムの作成を進めた過程やプログラムの構成を紹介するとともに、18年度に試行事業や指導要綱の作成を進める計画などを説明した。

その後、本領域の組織力強化の具体策について、グループ討議・情報交換を行った。研修などの機会を利用した活動アピール、関係団体への協力要請や連携など、各地域で実践している好事例の共有や新たなアイデアの検討が図られた。

最後に荒木委員長は「効果的な活動のためには、目的や対象を定めることが大切」と指摘。この点を踏まえながら、さらにエネルギッシュに活動を継続するよう参加者に呼び掛け閉会した。