看護実践情報

看護師職能委員会 I(病院領域)の活動

事業概要

2025年に向け、変革の時を迎えている医療提供体制を踏まえ、看護師職能委員会I<病院領域>では、在宅療養支援や看護師のキャリアなど、病院領域の看護職がこの変化に対応するための取り組みを行ってきた。その過程において、変化する医療提供体制の中で、現場の1人1人の看護職が専門性を発揮し続けていくためには、看護師長など1看護単位を管理する中間管理職の役割が重要であることが示された。

そこで、平成27 度看護師職能委員会I<病院領域>では、変化する医療提供体制に応じた看護師長の役割について情報収集・課題発見に取り組んだ。その結果、医療提供体制の変化の影響を大きく受け、看護師長に求められる役割が年々増加し、1人で所掌できる範囲・量ともに越えていることが示された。また、役割を発揮するための支援・教育体制、選考方法に課題があること、そして、看護師長が担っている役割や業務が多いために、看護師長になることを躊躇する看護師もおり、長期的な看護管理者の育成ができていない現場の実態が示された。そこで、平成28 年度は、看護師長が担うべき役割について意見集約をするとともに、看護師長が活き活きと役割を発揮していくために必要な支援や教育について情報収集・課題発見を行う。

また、看護師職能委員会I病院領域 では、平成25年度より、病院で働く看護職による在宅療養支援についての情報収集・課題発見およびその意義についての普及啓発に取り組み、在宅療養支援が全国の医療機関に広がることを後押ししてきた。これまでの取り組みにおいて、病棟や地域連携室などの専門部署、看護外来における事例についての多くの情報が得られる一方、その他の外来での看護職の取り組みについては情報が得られなかった。そこで、平成27 年度には、地域連携室や看護外来以外の外来における看護職の在宅療養支援の取り組みについての情報収集・課題発見に取り組んだ。その結果、病院における看護職の在宅療養支援を考える際に外来の重要性に目が向けられていない場合が多いことや、外来では役割発揮を重視した看護職の配置が困難な状況が明らかとなる一方で、これらの課題解決に取り組む事例について情報が得られた。そこで、平成28 年度は、外来の看護職が在宅療養支援に取り組んでいる事例についてさらなる情報収集を行うと共に、その意義について情報発信し、取り組みの広がりに向けた課題発見・意見集約を行う。

さらに、本会では、病院で働く看護職に関する数多くの事業を進めている。それらの事業に現場の状況を反映させるため、職能委員会の機能である意見集約・課題発見は重要な役割を担っている。そこで、都道府県看護協会と連携し、現場の声をタイムリーに集め、提言をしていく。

活動目的

都道府県看護協会と連携を図りながら、病院で働く看護職を取り巻く状況に関わる課題発見・意見集約を行い、会長に助言する。

活動内容

  • 看護師長が担うべき役割および必要な支援・教育に関する課題発見・意見集約
  • 外来の看護職による在宅療養支援の取り組みについての情報収集・情報発信および取り組みの広がりに向けた課題発見・意見集約
  • 病院における看護職に関連した本会事業のトピックスに対するタイムリーな課題発見・意見集約