助産師
令和3年度 活動方針
- 「母子のための地域包括ケア病棟(仮称)」普及・推進にむけた課題発見・意見集約
- 医療機関に勤務する助産師が地域で活動するために必要な体制整備にむけた課題発見・意見集約
令和3年度 活動内容
妊娠期、または、それ以前から関わりを持ち、妊産婦の居住地である自治体と、分娩取扱施設、そして母子支援に関わる関係者の継続した支援が必要です。そこで、2021年度の助産師職能委員会では、分娩取扱施設における母子支援体制づくりとして、「母子のための地域包括ケア病棟」※の普及・推進にむけた課題発見・意見集約を行います。
また、妊産婦が地域で安心して暮らし続けるためには、助産師による支援が、あらゆる場で提供できることが必要です。医療機関に勤務する助産師が多い中で、どのような仕組みがあれば地域で活動することが可能となるか、必要な体制整備にむけて、2021年度は、医療機関に勤務する助産師による地域での活動を情報収集し、先駆的な事例を共有を目指します。
- 「母子のための地域包括ケア病棟」
本会が2019年から2カ年にわたり実施モデル事業において使用した名称で、助産師が妊産婦と新生児に集中してケアができる体制の整備と、妊娠・出産・育児期において切れ目なく継続した助産ケア提供の実現を目指し、1.妊娠・分娩・産褥期における一般的なケア提供
の機能を有する病棟体制をいう。
2.社会的ハイリスクがある場合の母子の生活復帰支援