看護実践情報

看護実践の強化までのステップ

データ項目

DiNQLでは、ドナベディアンが提唱した医療の質評価の枠組みである、構造(ストラクチャー)・過程(プロセス)・結果(アウトカム)の側面から、労働と看護の質データ項目を整理しています。データ収集の負担がかからないように、多くの病院が取り組んでいる内容を重視しています。

構造(ストラクチャー) 看護組織の情報で、人員配置や労働時間等の労働状況・看護職の背景や、患者情報などが該当します。
過程(プロセス) 看護実践の内容で、どのような看護を提供したかなどを指標としています。
結果(アウトカム) 看護実践の結果で、「褥瘡」「感染」「転倒・転落」「誤薬」の発生率などです。

データ項目は12のカテゴリー(合計170項目)で構成されています。

2019年度のデータ項目一覧(170項目)は「各項目の定義と算定式」からご覧いただけます。

データ収集・入力

病院や病棟の課題に合わせて、データを収集・入力する項目を選択できます(必須項目は、比較対象病院・病棟を絞り込む際に用いる10項目のみです)。データは毎月入力することがもっとも望ましいですが、入力頻度は病院・病棟で自由に選択できます。

データは、インターネットに接続されたパソコンからいつでも入力できます。ITシステム上のWeb入力画面から直接、病棟ごと・カテゴリーごとに入力する方法と、エクセルファイルから出力したCSVファイルをITシステムにアップロードする方法とがあります。

ベンチマーク評価

DiNQL事業では、入力されたデータをもとに、すぐにベンチマーク評価ができます。
ベンチマーク評価では、比較対象を下記3つの方法から自由に選択できます。

  • 全ての参加病院・病棟との比較
  • 同規模・同機能を有する他病院・病棟に絞った比較(絞り込み条件は下記参照)
  • 同じ病院内の病棟間比較

絞り込み条件(複数の条件を組み合わせて対象を絞り込めます)

グラフ

以下の3種類のグラフを表示し、自病棟の労働や看護の質について他の病棟と比較して評価することができます。

レーダーチャート
全体像を見ながら強みと弱みを把握できます
時系列の推移表
自分たちの取り組み成果の経時的な変化を確認できます
散布図
自病棟の立ち位置が確認できます

また、全ての評価指標について、自病棟のデータと中央値、25パーセンタイル値、75パーセンタイル値、最大値、最小値を確認できます。

目標設定から評価

ベンチマーク評価を行い、自病棟の現状と課題が見えてきたら、課題に対して具体的かつ現実的な改善目標を決め、どのようにすれば目標を達成できるかを考えます。課題や目標をスタッフや看護部・他部門と共有するためにも、ベンチマーク評価結果を活用することができます。
また、実施計画を着実に実行に移していくため、実施計画にDiNQLの各項目のモニタリングを組み込むことも有効です。

取り組みを実行に移した後は、目標を達成できたか、改善策は有効だったかなど、取り組み成果の評価を行います。評価の際にも、DiNQLデータを達成の判断基準として活用することができます。
改善活動では、即効性のある取り組みだけではなく、時間をかけて取り組むべき内容もあります。DiNQLデータは時系列でも見ていくことができます。労働と看護の質向上に継続的に取り組み、変化を見ていくことが重要です。

褥瘡、転倒・転落、感染、誤薬について、自分の病棟のデータを構造・過程・結果に整理して課題を検討できる、エクセルのツール(かんたんダッシュボード)も用意しています。

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