看護実践情報

DiNQL大会

DiNQL大会2018 データを活用し働き方の改革を
データの活用を呼び掛ける福井会長
データの活用を呼び掛ける福井会長

日本看護協会は「DiNQL大会2018」を11月12日に大阪で、19日に東京で開催した。昨年度に続き、2回目となった今回のテーマは「データをよみ、ケアにいかそう」。DiNQL(労働と看護の質データベース)事業の参加病院や参加検討者を中心に、両会場合わせて約1,370人が集まった。

東京会場では、福井トシ子会長が「DiNQLデータを活用して看護の質を向上させながら、どのように看護職の働き方を変えていくかを考えたい」とあいさつ。「看護職が職業人生を全うするためには、健康で安全な職場づくりが重要。将来に向けたさらなる変革のエネルギーになることを期待したい」と力強く呼び掛けた。また、吉川久美子常任理事は、データを基に看護の質の向上や政策提言につなげることの重要性を訴えた。

シンポジウム「労働と看護の質向上に活かすDiNQLデータ」では、長野赤十字病院の竹村豊子看護副部長と一部事務組合下北医療センターむつ総合病院の加藤美香子看護局次長が、DiNQLデータを活用し、看護職の労働環境の改善を図った事例を発表した。それぞれ、データから時間外労働の多さや職員満足度の低下といった課題を客観的に分析。継続的に比較・検討することで対策を見いだし、改善につなげたことを紹介した。

指定発言では、本会労働政策部が、これまでのワーク・ライフ・バランス推進に向けた動きや、インデックス調査を用いた現状分析の手法を解説。DiNQL データを組み合わせることで、勤務環境や看護の質を可視化し、改善につなげられるとした。

午後には、複数の会場に分かれ、事例発表やグループディスカッションなどを行った。大阪・東京の2会場合わせて40を超える発表があり、データを用いてさまざまな看護ケアの向上を図ったことが示され、どの会場も盛況となった。