今の一歩が未来を変える
看護師資格を取得することがゴールではなく、その先に広がる看護師としての可能性を見据えて、
今できることから、はじめませんか。
看護師資格取得には看護師学校養成所2年課程(以下、2年課程)を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。
2年課程は、准看護師が看護師になるための課程です。
2年課程には、全日制、定時制(昼間・夜間)、通信制があります。
全日制 | 定時制 | 通信制 | |
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教育年限 | 2年 | 3年 | 2年 |
受験要件 |
准看護師資格を有すること (中学校卒業の場合は、※実務経験3年以上) |
准看護師資格を有すること (※実務経験7年以上) |
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学校リスト | 厚生労働省医療関係職種養成施設 看護師[2年課程(短大含む)] |
厚生労働省医療関係職種 養成施設 看護師 [2年課程通信制(短大含む)] |
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備考 | 准看護師資格取得後、最短で看護師資格を取得できるコースです。 | 昼間定時制と夜間定時制があり、主に1,2年次の座学の時間帯が異なります。また、学校によっては、平日に授業がない曜日を設けているところもあります。3年次は実習がメインとなります。 | 座学は主に通信教材による学習、実習は病院等での見学実習のほか、登校による授業(面接授業)や事例検討(紙上事例演習)などを行います。登校日は学校によって異なりますが、2年間で50日以上と規定されています。 |
※実務経験年数について
准看護師として勤務した年数で、就業場所や就業形態(常勤、非常勤、パート等)は問いません。勤務先での勤務証明書等が必要となる場合がありますので、詳しくは進学を希望される学校養成所へ直接お問い合わせください。
あらかじめ定められている受給条件を満たしている場合、給付金を活用できます。進学を希望される学校が対象となるか、ご自身が対象となるかは、各学校およびハローワークまたはお住まいの自治体等にお問い合わせください。
例)
教育訓練給付制度
母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業など
一般的に給付型と貸与型があります。
◆貸与型…返済が必要
◆給付型…条件を満たす場合等、返済が必要ないもの
※奨学金によって、給付または貸与の条件は、異なります。詳細は各奨学金を運営する機関にお問い合わせください。
例)
看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金(日本看護協会:貸与型)他、自治体や病院が運営する奨学金もあります。
いますぐ進学は難しくても、どのタイミングなら進学できそうか、どの課程を選択するか、職場の進学支援体制はどうか、周りに進学している人はいないか、情報を集めて、進学について具体的に考えてみましょう。
進学に関する情報だけでなく、看護を取り巻く状況を知ることで、広い視点で看護を考えるきっかけにもなります。また協会ニュース等で、さまざまな活躍をする看護職を紹介しており、将来の活動のイメージを考える参考にもなります。
都道府県看護協会の研修に参加すれば、進学の情報収集やスキルアップができます。看護協会に入会することで、会員価格での研修参加が可能な場合があります。
2年課程通信制に進学する場合、放送大学で該当する分野を受講していると、卒業に必要な単位として認められる場合があります。(実務経験7年に満たなくても放送大学には入学できます。単位認定については、学校によって異なりますので、事前に進学を希望する学校にお問い合わせください)
日本看護協会が運営する「看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金」は、
会員の要望を受け、制度化されました。これからも本会准看護師理事や各都道府県看護協会の准看護師理事を中心に、
准看護師会員の皆様の声を反映した活動をすすめていきます。
進学、研修に関するご要望や、働き続ける上で困っていることなど、現場の生の声をお寄せください。
本会公式Webサイト「准看護師の方へ」において、本会の考え方や取り組み、都道府県看護協会の研修情報
など、随時最新情報を更新しています。