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国際助産師の日
「国際助産師の日」(5月5日)について
誕生までの経緯
1987年8月、ICMハーグ大会(オランダ)の国際評議会において、「国際助産師の日」の創設が提案され、理事会で検討することとなりました。
1989年4月、ICM執行委員会(ロンドン)でも討議されました。ICMでは、国連活動の一環として「国際助産師の日」を制定するよう求めましたが、受理されず、各国の会員協会にこの日をいつにするか打診しました。
1990年10月、ICM神戸大会(日本)の国際評議会で、5月5日を「国際助産師の日」とすることを決定しました。
1992年の5月5日を最初の「国際助産師の日」としました。
「国際助産師の日」テーマは、執行委員会から「2000年までにすべての人々に安全な出産を」とする提案があり、全会一致で承認され、2000年まではこのテーマを継続することが決議されました。
目的と活動
IDMの目的は、助産師の業務の重要性についてできるだけ多くの人々の意識が高まることである。各国の助産師や助産師協会は、それぞれに合ったさまざまな方法で活動を行っています。
- 街頭行進や集会の実施
- 助産業務の紹介や、情報提供、アドバイスを行うためのブースを設置
- 助産における新しい動きを聞いたり、その地域の助産師が情報交換をするために、会議、ワークショップ、大会を開催
- 特に業績のあった個人の助産師や助産師のグループに賞を与える
- 助産が確立している国々では、他国の助産師仲間を支援するための募金活動を行っている(例、人里離れた地域にいる助産師の移動手段としての自転車購入、助産師が重要な会議に出席するための参加費用)
毎年の「国際助産師の日」テーマはあらかじめ決定され、助産業務の特徴的な部分を示しているものです。このテーマは、会議のテーマや、一般の人々や他のグループの関心を引くために使用しています。「国際助産師の日」は、全ての助産師それぞれが、その専門性について考え、国内外の同僚との新しい関係を生み出し、助産師が世界のために行っていることについての知識を広げる機会となっています。
各年テーマと3年毎テーマ
今年度のポスター
年 | 各年テーマ | 3年毎テーマ |
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2020 | Midwives with women: celebrate, demonstrate, mobilise, unite - our time is NOW! 「助産師は、女性と共によろこび、行動し、集結し、ひとつになる。今がその時。」 |
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2019 | Midwives: Defenders of Women's Rights 「助産師:女性の権利の護り手(まもりて)」 |
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2018 | Midwives leading the way with quality care 「助産師が、質のよいケアで未来を拓く」 |
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2017 | Midwives, Mothers and Families:Partners for Life! 「助産師とお母さんと家族は、共に歩むパートナー」 |
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2016 | Women and Newborns: The Heart of Midwifery 「すべての女性とこどもに助産師のハートを届けよう」 |
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2009〜2015 | The world needs midwives - now more than ever 「助産師は求められているー以前にもましてー」 |
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2008 | Healthy families: the key to the future 「助産師は家族の健康づくりを支援します:未来を拓く助産師の手」 |
Midwives provide continuity of care for women and their newborn babies throughout the reproductive and childbearing cycle, where and when it is needed. 「助産師は、女性と赤ちゃんのために、必要に応じて、いつでも、どこでもケアを提供します」 |
2007 | Midwives reach out to women - where they live |
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2006 | The world needs midwives - now more than ever 「助産師は求められている-以前にもまして-」 |
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2005 | Midwives take the lead to raise the profile of their profession and advocate for healthy women, healthy babies, healthy nations. 「助産師は、自己の専門性を積極的にアピールし、健康な女性、健康な赤ちゃん、健康な国家のために発言しよう」 |
Leadership and key partnerships in midwifery actions achieve improved health for mothers and newborns 「助産師活動におけるリーダーシップとパートナーシップを通じて母子の健康を高めよう」 |
2004 | Midwives and women work together in partnership to ensure appropriate care for childbearing women and their families wherever they reside 「妊娠・出産・子育てに臨む女性とその家族への適切なケアを保障するために、助産師と女性のパートナーシップを高めよう」 |
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2003 | Using leadership skills to enhance midwives' input to policy decisions on maternal and neonatal health 「妊産婦と新生児の健康に関する政策決定過程への助産師の参加を拡大するために、リーダーシップ・スキルを発揮しよう」 |
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2002 | Midwives work with women to ensure access to reproductive healthcare is seen as a human right 「助産師は女性と協働し、人権とみなされるリプロダクティブ・ヘルスケアへのアクセスを確実なものとする」 |
Equity 「平等」 |
2001 | Midwives provide appropriate and holistic healthcare for women and families in challenging circumstances 「助産婦は挑戦的な環境にある女性と家族に適切で全人的なケアを提供する」 |
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2000 | Midwives support girls' and women's right to equal status in the community and to choice and control in healthcare during their childbearing years 「助産師は、少女と女性の社会の社会での平等と出産年齢期におけるヘルスケアの選択と管理の権利を支持する」 |
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1999 | Midwifery Care - Prime Care 「プライマリ・ケアの提供者である助産師は母親と産まれたばかりの赤ちゃんに健康なスタートを贈ります」 |
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1998 | The Midwife as the key health provider for safer motherhood 「助産師は妊産婦に安全を提供する第一人者」 |
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1992〜1997 | Safe Motherhood for All by the year of 2000 「2000年までにすべての人に母性の安全を」 |