活動(ICM)

    ICM大会・西太平洋地域会議

    ICM3年毎大会

    ICM3年毎大会は世界各地で3年に1度開催される、世界の助産師が集う学術大会です。著名な演者による基調講演をはじめ、母親と子ども、その家族へのケアについて、科学的な実践や、革新的な取り組みについて数多く発表されます。近年は、約80カ国から3,000人以上の助産師が参加しており、日本からの発表者も増えています。最新の知見の共有とともに、世界の仲間との交流も大きな楽しみの1つです。

    大会の発表については、大会の約1年前から抄録の募集が始まり、採択されると大会において口演、ポスター発表などを行うことができます。

    大会開催時には、各国助産師協会の代表が参加しICMの運営・事業について話し合う、国際評議会も合わせて開催されます。

    第33回ICM3年毎大会

    2023年6月、インドネシア・バリにて約6年ぶりに参集形式で開催されました。大会テーマを”Together again: from evidence to reality”と掲げた当大会には、130の国と地域から2600名以上が参加しました。本会も当大会に参加し、ポスター発表と特設ブースにおけるポスター展示を行いました。

    ポスター発表資料

    発表カテゴリ:Midwife-led continuity of care model of practice

    Effectiveness of In-Hospital Midwife-Led Care and In-Hospital Midwifery Clinics in Japan to Protect Future Births: Satisfaction of Expectant/Nursing Mothers and Reduction of Obstetrician’s Workload

    日本の助産関連団体5団体によるブース展示 日本看護協会による展示資料

    Japanese Nursing Association (JNA) Initiatives Designed to Promote Midwifery in Communities

    西太平洋地域会議

    西太平洋地域に属する助産師協会が、3年毎大会の中間年に開催する会議です。当該地域に共通する問題や固有の課題を話し合います。近年は、同時に学術集会も開催されています。西太平洋地域には現在、15カ国18協会が所属しています。

    活動報告

    2022年度のICM年次報告書につきましては、以下をご覧ください。

    世界助産白書2021(エグゼクティブサマリー)

    世界助産白書2021表紙

    国際助産師の日

    1990年に開催されたICM神戸大会の国際評議会にて、助産師の業務の重要性について意識を高めることを目的に、5月5日を国際助産師の日(International Day of the Midwife/IDM)」とすることを決定しました。

    セーフ・マザーフッド基金

    セーフ・マザーフッド基金(SMF)とは

    1987年、世界保健機関、ユニセフ、国連人口基金、世界銀行や母子保健にかかわる諸団体は、妊産婦のケアや母子保健の向上を目指した、より良い保健医療サービスの設立に向けて、セーフ・マザーフッド・イニシアティブというプロジェクトに着手しました。国際助産師連盟(ICM)も直ちにそのプロジェクトに参加し、1996年5月にノルウェー・オスロで開催された第24回ICM3年毎大会において、妊産婦死亡率および疾病率の非常に高い地域における助産師の知識と技術の向上を支援するために、SMFを設立しました。

    SMFでは、国際助産師の日の活動や会員協会、個人からの寄付、ICM活動などを通じて集まった資金を、ICM大会・ICM事業への助産師の参加・活動支援や教材提供などに活用してきました。2005年の第27回ICM3年毎大会(オーストラリア)で、使途が見直され、SMFは、ICM及びその会員協会の優先事項であるSMF活動の保有資金で、会員協会または助産師個人を支援することを明確にしました。現在は、助産技術に関する教育の向上やSMFおよびICMの目的を推進する助産師に対する活動への参加支援などを行っています。

    本会の取り組み

    現在SMF募金の取り扱いを停止しております。

    募金総額と使途ご報告

    2017〜2020年度の募金総額と使途については、下記ご参照ください。

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