生涯学習支援

認定看護師を対象とした特定行為研修

日本看護協会が実施する特定行為研修の概要

本会では、認定看護師を対象に特定行為研修を行っています。認定看護師の能力を強化し在宅にまで活動場所を拡大させることで、認定分野の特徴を生かした専門性の発揮とさまざまなニーズに応える看護師の育成が期待できます。研修では、各領域が特定行為を活用して看護の専門性を高め実践するための役割モデルを示し、その役割発揮に必要な特定行為区分を組み合わせて企画実施しています。

認定看護師教育課程で既に履修済みの授業科目については、それに関連する科目受講を免除しています。研修場所は看護研修学校と神戸研修センターおよび実習施設等の連携協力機関です。全講義時間の半分程度を、集合研修前のeラーニングによる遠隔授業としていること、また、連携協力体制が確保できる場合には、自施設での実習も可能とすることで、働きながら受講できるように集合教育期間の短縮に努めています。

入学案内

本会が実施する特定行為研修は、<春期入学コース>と<秋期入学コース>の2つのコースを開催しています。

春期
入学コース
4月 開講式、ガイダンス、eラーニング開始
6月 集合研修開始
7月〜 臨地実習開始(受講モデルにより異なる)
9月末 修了式
秋期
入学コース
9月末 開講式、ガイダンス、eラーニング開始
12月 集合研修開始
1月〜 臨地実習開始(受講モデルにより異なる)
3月末 修了式

日本看護協会が行う特定行為研修の受講モデル

本会の研修は、活動の場のニーズと領域の専門性を考慮して以下の7つの受講モデルを設定しています。そのため、各自の専門性や経験を踏まえて選択したコースを受講するシステムになっています。演習はそれぞれの科目の高度な技術修得と実践力の強化を目指し集合教育で行います。実習は各モデルの専門性を強化するために、一部の区分においては、医療実績のある施設で質の高い指導を受けられる体制をとっています。

研修内容

1. 共通科目とeラーニング

「共通科目」とは、看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力・思考力・判断力・高度かつ専門的な知識と技能であって、全ての特定行為区分に共通するものの向上を図るための研修です。
共通科目の時間数は315時間と規定されていますが、本会ではさらに認定看護師が特定行為を実践するに当たって必要と考える60時間を加えて375時間の共通科目を実施しています。その一部は認定看護師教育課程で既に履修したものを免除し、また残りの時間の多くをeラーニングによる学習としています。
特定行為の実施やそれに伴うアセスメント、判断には専門的な医学知識を必要としており、本研修では、各専門領域における著名な講師陣を招いて、認定看護師を対象とすることでよりハイレベルな講義を行っております。

演習では複数の専門領域の研修生が意見を交換しながら進めていくことにより幅広い知識と技術を身に付けることができます。講義終了後にはeラーニングを活用した復習を行うことにより、講義の理解をより深めることもできます。また、eラーニング学習期間は担当教員とのやり取りにより、疑問や不安を確認・解決しながら進めることができます。

医療面接実習 演習発表 症例ディスカッション
2. 実習

本会の特定行為研修では、研修終了後の実践を視野に入れた指導体制や支援体制を作るために、連携協力体制(指導者、医療安全管理、緊急時の対応、患者への同意説明体制、該当症例数の確保等の要件)が確保できる場合には、一部または全ての実習が自施設でも可能です。実習期間は受講モデル、履修する区分別科目により異なります。