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協会ニュース 2020年6月号

令和2年度通常総会 新型コロナウイルス感染症対応で縮小開催
〜2025年以降見据え、一丸で取り組む〜

福井会長画像
新型コロナウイルス感染症のケアにあたる
現場の看護職に敬意を表する福井会長

日本看護協会は6月11日、令和2年度通常総会をJNAホール(東京都)で開催した。本年度は新型コロナウイルス感染症に対応するため規模を縮小し、通常総会としては初めて代議員を中心とした開催とし、代議員についても会場への参加は控えていただき事前に「議決権行使書」を提出していただくように依頼した。また、本会役員の他県への移動が難しいことから、会場も当初予定のマリンメッセ福岡(福岡県)からJNA ホール(東京都)に変更した。さらに、例年は通常総会の翌日に開催している全国職能別交流集会も中止とした。

通常総会には、740人の代議員から「議決権行使書」が提出され、会場には代議員10人と本会役員13人、選挙管理委員などの一般会員8人が参加した。議決事項の2議案「名誉会員の推薦(案)」「2020年度改選役員及び推薦委員の選出について」と報告事項の4 事項が協議、報告され、議決事項はいずれも承認された。

開会のあいさつで福井トシ子会長は、まず医療や介護の現場、地域などで新型コロナウイルス感染症のケアや予防にあたる看護職に心からの敬意を表した。その上で「全ての看護職が膨大に増加する業務の負荷に耐え、自らも感染するのではないかという不安や、未知のウイルスに対峙する精神的なストレスに晒されている」ことから、本会としてさまざまな支援を行ってきたことを説明した。加えて、6月12日に成立した第2次補正予算案で、医療従事者向けの慰労金の支給が盛り込まれたことにも触れ「現場で闘っている全ての看護職に確実に届くよう、本会も最後まで注視していく」と述べた。

本会事業については、本年度が2025年に向けた「看護の将来ビジョン」(2015年公表)の中間地点となることから評価と取り組みを進めることを説明。さらに2025年以降の看護の在り方を視野に入れるべき時期となったとして「2025年以降の少子超高齢社会の人口・疾病構造を見据え、『あらゆる場、あらゆる人に対する良質な看護の提供』を行う体制を、これまで以上に強化する必要がある」との考えを示した。「そのために、看護の資格保有者をより一層有効に活用していく資格管理体制や生涯教育の在り方の検討を中長期的に進めるとともに、本年度の重点政策・重点事業においても、地域における看護の機能強化に着実に取り組んでいく」と述べた。

最後に、福井会長はフローレンス・ナイチンゲール生誕200周年にあたり、世界的に展開されている「Nursing Nowキャンペーン」を取り上げ、「ナイチンゲールが培ったものが今に引き継がれ、看護の真の力があらためて求められている。看護という仕事に対し、誇り・自信・熱意をもって一丸となって取り組んでいけるよう、これまで以上に尽力していく」と結んだ。

議決事項のうち、本会と都道府県看護協会が18人を推薦した第一号議案「名誉会員の推薦(案)」は承認され、第二号議案「2020 年度改選役員及び推薦委員の選出について」では推薦委員会推薦候補以外に

立候補はなく、候補者全員が選出された。報告事項では令和元年度の事業と決算および監査の報告と、令和2年度の重点政策・重点事業ならびに事業計画と資金収支予算および収支予算が報告された。

通常総会の詳細は、本紙7月号に掲載予定。