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協会ニュース 2019年12月号
日本看護サミット2019・訪問看護サミット2019「看護が創造る地域の未来」 初の共催に3,330人が参集

日本看護協会は12月6日、日本訪問看護財団と共催で、日本看護サミット2019・訪問看護サミット2019を神奈川県横浜市で開催した。「看護が創造(つく)る地域の未来〜つなげよう!166万人の看護の力〜」をテーマに、全国の医療機関や訪問看護ステーション、介護福祉施設、行政などから3,330人が参加し、あらゆる場の看護職が力を合わせて地域の未来に向けた看護を切り開くべく活発な議論を行った。
日本看護サミットは、看護の政策的課題とその解決に向けた戦略を議論・提言・検証するため2015年から本会主催として隔年で開催している。今回は初めて日本訪問看護財団との共催として、同財団が毎年開催する訪問看護サミットと合同で実施した。
開会あいさつを行った福井トシ子会長は、地域包括ケアシステムの構築が進み、医療・看護が大きく変化する中で、看護職への社会からの期待が大きくなっていることを指摘。「この期待に応えるためには、課題に対応するだけでなく、看護職自らが変化を起こして流れを作っていくことが大変重要」と会場に呼び掛けた。その上で、サミットが「あらゆる領域や場の看護職が一丸となって地域包括ケアの価値を共有し、日々の看護実践を政策に結び付け、課題解決のためにいっそう強力に取り組む機会となることを期待する」として開会を宣言した。
午前中のプログラムでは、齋藤訓子副会長による地域包括ケアと看護の現状・課題に関する解説や、母親の在宅介護の経験を持つエッセイスト・コメンテーターの安藤和津さんによる特別講演を実施。午後は「超高齢・人口減少社会に期待される新しい看護の形」と題して、石田昌宏参議院議員と厚生労働省の鈴木康裕医務技監、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫特任教授が鼎談。さらに病院や訪問看護ステーションの看護管理者4人によるシンポジウム「今、看護が創造(つく)る地域包括ケア」を行った。
- 「協会ニュース」2020年2月号付録で採録記事をご紹介予定