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協会ニュース 2019年10月号
令和元年度第4回理事会 来年度重点政策を提案

日本看護協会は9月27日に、令和元年度第4回理事会をJNAホールで開催した。
協議事項では「令和2年度の重点政策(案)」について、勝又浜子専務理事が趣旨を説明した。2020年度は、4つの重点政策「看護基礎教育制度改革の推進」「地域包括ケアにおける看護提供体制の構築」「看護職の働き方改革の推進」「看護職の役割拡大の推進と人材育成」を継続して進めるとともに、看護に対する国民の期待に応え、役割を果たすために、資格情報の管理体制の構築を重点事業に加え、人材確保・活用と資質の向上を図っていくとした。また、19 年度から検討をはじめている“2040年を見据えた看護のあり方”については「中長期的な視点 で、看護が役割を果たしていくための看護提供体制のあり方を検討する」と述べ、継続教育の再編に関してもキャリアの継続を見据え、時代のニーズに即した看護職の育成に向けて、教育内容の体系的な検討を引き続き行っていくとした。
地区理事からは「就業している准看護師の支援を強化してほしい」「役割拡大についてはスペシャリストだけが注目されるが、ジェネラリストの役割拡大や業務範囲の広がりに関しても検討してほしい」などの意見が上がり、重点政策の方向性については了承された。重点事業の内容に関しては、次回以降の理事会で継続 して議論し、最終的に来年2月の理事会で決定する。
「2020年度の『看護の日・看護週間』制定30周年およびNursing Nowキャンペーン(案)」についても勝又専務理事が説明を行った。「看護の日・看護週間」事業と本会など看護系30団体が実行委員会を設けて推進している「Nursing Now キャンペーン」は関連する内容が多いため、合同で実施していくとした。30周年記念イベントとして、第1部:「看護の日・看護週間」制定30周年記念式典、第2部:Nursing Nowフォーラム・イン・ジャパン、第3部:第10回「忘れられない看護エピソード」表彰式の3部構成でのイベントを実施(2020年5月8・9日)することを提案し、了承された。
そのほか「2020年度日本看護協会教育計画(案)」「新会員情報管理体制化『ナースシップ』について(進捗報告)」など、全ての協議・報告事項が了承・報告された。