自分らしく働く 仕事と子育て

仕事と家庭生活の両立、看護職の場合は? 子育て中のママであり、看護師の長堀久美子さんを取材しました。

長堀さんは4歳と2歳の2人の子どものママ。結婚後4年間子育てのために家庭に。半年前から看護師に復帰しました。取材したのは、雪の日。病院へ通勤する前の長堀さんの仕事は、子どもたちを保育園へ送ること。この日、子どもたちは雪で遊んだり、すべってズボンを汚したり…。いつもより時間がかかったので、保育園に子どもを預けた後、大急ぎで病院へ向かいます。

長堀さんの勤務先は、民間の総合病院。病院に到着後、白衣に着替えてママからナースに変身! キリッとした表情でテキパキ仕事をこなしていきます。
「半年前に仕事に復帰したとき、久々に白衣を着てテンションがあがって…」と長堀さん。

この病院では、子育て中の看護師が多く、いろいろな働き方が選べるそうです。長堀さんは、今は、日勤の正規スタッフより一時間短いパートタイマーとして週4日間働いています。これから看護の勉強を深めて、認定看護師の資格をとりたいという希望も持っているそうです。

長堀さんが所属する外来のリーダー富岡さんも2歳の子どもを育てているママ。富岡さんは正規のスタッフとして、週5日、日勤のみの働き方を選んでいます。「仕事を続けていくと、知識や技術も身につくし、看護の仕事への探求心も湧いてくる」と話してくれました。育児と仕事の両立は大変そうですが、富岡さんも長堀さんも、自分の考え方を大切にしながら、看護師として働き続けているのが印象的でした。

長堀さんのインタビューから

「看護職が好きだから、この仕事に戻りたかった。看護師として仕事に復帰して、患者さんやいろんな人と出会えることにワクワクしたんです」

協力:医療法人財団慈生会 野村病院