先輩に聞く ストーリー

訪問看護の仕事とは―

病気や障害のある人が住み慣れた地域や家庭で、本人や家族の希望に沿って、自宅で療養生活を送れるように、看護師などが訪問し、ケアをする仕事です。

どんなことをするの?

訪問看護師のおもな仕事には、体温・脈拍・血圧などのチェック、健康状態の観察や療養指導、身体の清潔保持、栄養管理、医療器具の管理、呼吸ケア、緩和ケアなどがあります。在宅での療養が必要な本人はもちろん、その家族も支援しています。

ほかにも、薬の説明や家族への介護指導、床ずれの予防・手当やリハビリなど、さまざまです。毎日、介護をしている家族の話を聞いたり、地域の施設や機関と連携して、福祉サービスが利用できるように連絡したりもします。

訪問看護ステーションは―

在宅で療養生活する人を支援する看護師をまとめている組織が、訪問看護ステーションです。訪問看護の依頼があった利用者さんのもとへ、看護師を派遣します。都道府県知事の指定を受け、訪問看護を専門に行う事業所で、2011年3月現在、全国に約5,700カ所あります。