病院での役職 キャリアアップ

hatarakituzukeru01仕事と子育てを両立しながらキャリアアップしている看護師に会いました。

小田原市立病院で働く多田昌代さんは、看護大学を卒業した後、大学病院に就職しました。働きながら大学院に通い、「急性・重症患者看護専門看護師」の資格を取得。この病院の救命救急センターの立ち上げにもかかわりました。その間、結婚と出産を経験し、ずっと仕事を続けています。

多田さんは毎朝、お子さんと一緒に出勤します。病院内にある保育園に預け、仕事場の救命救急センターへ。
同センターの主任看護師である多田さん。取材に訪れた日は、師長が不在だったため、その代わりを務めていました。

夕方、院内では1年目の看護師を対象にした専門分野の研修が行われていました。循環管理(心臓を中心に体をめぐる血液などのコントロール)について講師を務めます。
研修終了後は、急いで保育園へ。一瞬で、お母さんの顔に戻りました。

多田さんは、同じ看護師である夫や、子育て経験のある先輩看護師に支えられながら、働き続けてキャリアアップしています。

翌日の病院には、元気に働く多田さんの姿がありました。子育てをしながら、自分がやりたいことにチャレンジしている姿は充実感にあふれていました。

多田さんのインタビュー

<仕事と子育ての両立>

「子育てをするとどうしても時間の制限がありますが、子どもがいてもキャリアアップしていけると思います。支えてくれる家族や職場にはもちろん感謝をしていますし、自分自身があきらめたら何も始まらないことだとも思います。自分がやりたいと思うことを一生懸命やりながら、患者さんやご家族、スタッフが学んでいることが、子育てに通じたりして、両方があって今の自分があるのだと思います」

協力:小田原市立病院