フライトナース ストーリー

ドクターヘリとは――

flight01「ドクターヘリ」(救急医療用ヘリコプター)は、救急専用の医療機器を装備し、救急医療の専門医、看護師(フライトナース)が搭乗して救命医療を行う専用のヘリコプターです。ドクターヘリは、急病や事故が発生したときに、消防機関からの出動要請に基づいて、救急現場などに駆けつけ、患者さんに初期治療を行い、高度な医療機関に患者さんを搬送します。

ドクターヘリの目的は――

ドクターヘリが導入されたことで、救急医療の専門医や看護師にいち早く駆けつけ、初期治療を開始することが可能となりました。このことは、救急搬送時間の短縮による救命率の向上や患者さんの後遺症の軽減につながっています。

ドクターヘリの特徴は?

福島県立医科大学附属病院のドクターヘリの場合、長さ12.16m、幅10.2m高さは3.1mの機内に搭乗人員は6人までで、操縦士、副操縦士、医師、看護師が1人ずつと、患者さんと付き添いあわせて2人までが搭乗できます。時速200キロから250キロで飛行し、福島県から一番遠い檜枝岐(ひのえまた)村の尾瀬沼まで、片道約45分で到着します。 ただ、天候不良時や夜間は、飛行できません。
ドクターヘリの機内には、人工呼吸器、患者監視モニター、除細動器、超音波診断装置など、患者さんの治療に必要な医療機器や薬品が搭載されています。