看護実践情報

看護師職能委員会 I (病院領域)の集会・会議

全国看護師交流集会 I (日時:2012年6月7日、会場:幕張メッセ  幕張イベントホール)

【「命を守る労働」で講演とシンポ】

【機能強化を目指し2領域で新たなスタート】

松月みどり委員長が平成23 年度活動報告と24年度活動方針1.病院における看護職の労働環境改善を目指した取り組みの推進と意見集約・課題発見2.職能委員会の活動を通じたネットワーク強化に向けた現状の把握と整理―を説明した。その後、国立社会保障・人口問題研究所の西村周三所長が「少子高齢社会における日本経済・医療経済・地域経済と看護の将来」と題して講演=写真。「団塊世代が75歳を迎える2025年ごろから、医療・介護ニーズが急増することは確実。限界集落といわれる地域の住民に、いかに日常的に医療を確保していくかを考える必要がある」と地域包括ケアの重要性を強調した。

午後は「命を守る労働を考える」をテーマに基調講演とシンポジウム。講師の労働科学研究所の酒井一博常務理事・所長は、看護職の夜勤体制を考える際のポイントとして1."次の元気"は十分な休息・睡眠から2.人は昼行性動物3.ベストな交代制勤務編成はない4.看護職の交代制は変則5.労働時間の多様な切り口―の5つの視点を示し、日本看護協会が策定中の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」の運用に期待を寄せた。

厚生労働省労働基準局労働条件政策課の田中誠二課長、三友堂病院の高橋啓子副看護部長、日本乗員組合連絡会議リーガル委員の奥平隆氏(元全日空機長)のシンポジスト3人は「行政」「看護管理者」「他業種」の立場から意見を述べた。「健康でない者が、他者を健康にすることはできない」といった示唆に富む発言に参加者も大きくうなずいていた。

全国看護師職能委員長会 I 〜病院領域〜

【平成24年度 第1回(8月3日)】

「病院における看護職の労働環境改善を目指した取り組みの推進と意見収集・課題発見」「職能委員会活動を通じた情報収集・情報伝達のためのネットワーク強化に向けた現状の把握と整理」を今年度の活動内容に掲げる看護師職能T。松月みどり委員長は「看護政策を実現していくためには現場からの意見が不可欠。職能委員会のネットワークで課題を発見し、意見集約したい」と抱負を述べた。

労働と看護の質に関するデータベース構築の基盤整備事業についての情報提供に対して、出席者からは「データベース事業にぜひ参加したい」「評価指標の絞り込みには、他機関や学会が公表しているものとの整理が必要」などの声があった。

職能委員会のネットワークの現状をテーマにしたグループ討議では高知、熊本、岡山の各県看護協会から話題提供があり、効果的な意見集約の方法や職能委員長の連携の在り方について意見交換した。

【平成24年度 第2回(3月14日)】

松月みどり委員長は、24年度の活動として「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」の認知度や、看護補助者の活用に関する情報収集を行ったことを報告した。さらに、地域における本職能委員会のネットワークの現状を整理した四つのパターンを示し「非常に重点を置いて取り組んだ。それぞれの地域に応じた形があるが、有効にネットワークを使えるようにヒントをつかんでほしい」と述べた。

本会と都道府県看護協会からの活動報告でもネットワークづくりをテーマとして、川本利恵子副委員長と鳥取、沖縄の両県委員長が発表した上で、グループ討議を行った。また、ガイドラインの活用方法について、本会の専門職支援・中央ナースセンター事業部が情報提供を行った。

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