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- 紹介予定派遣から採用までのプロセス 1. 派遣紹介の受け入れ
紹介予定派遣から採用までのプロセス
紹介予定派遣のプロセス

1.派遣紹介の受け入れ体制の整備をする
- (1)医療機関側の条件・依頼業務内容・規定などの明確化
- 病院側は、派遣看護職員の受け入れを円滑に進めることができるように、あらかじめ下記の点について明確にし、文書化しておく。
- @病院・看護部の理念・方針
- A派遣看護職員の就業条件
- 就業条件に関する具体的な細目や職場規律など就業上の規則を文書化し、派遣看護職員に明示できるようにしておく。
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- 就業条件の項目例
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- 派遣期間及び就業日
- 事業所の名称、所在地、就業場所
- 従事すべき業務の内容
- 業務遂行に必要とされる看護技術
- 直接指揮命令する者
- 始業及び終業の時刻、休憩時間
- 安全及び衛生
- 時間外労働及び休日労働
- 休日・休暇
- 苦情の処理・申し出
- 派遣元責任者(役職、氏名、電話番号)
- 派遣先責任者(役職、氏名、電話番号)
- 派遣労働者の人数
- 福祉の増進のための便宜供与
- 派遣契約解除の場合の措置
- その他
- B依頼する業務内容・必要な看護技術 >>詳しくは→3-1-1参照
- 派遣看護職員の役割責任・依頼する業務内容・範囲・業務遂行に必要とされる看護技術について、各部署の職務規定に従って明示しておく。
- 派遣看護職員の役割責任・業務内容・範囲・業務遂行に必要とされる看護技術を明示するためには、あらかじめ各部署の業務を整理し、業務に関する規定を明確にしておく必要がある。
- 看護技術の詳細な評価項目は、派遣看護職員の看護技術チェックリストとして活用することができる。
例:部署共通の看護技術の評価項目(一般看護技術)
| 一 般 的 な 看 護 技 術 |
観察 | 個別的背景 | 一 般 的 な 看 護 技 術 |
罨法 | 温罨法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 基本的ニーズの充足状態 (VS、栄養・食事、排泄、運動等) |
冷罨法 | ||||
| 基本的ニーズと症状、治療、検査との関係 | 吸入 | 酸素吸入 | |||
| VS | バイタルサインの測定 | 吸引 | 一時的吸引法 | ||
| 活動 | 移動・移送 | 持続的吸引法 | |||
| 安楽 | 体位変換 | 採血 | |||
| 栄養 | 食事介助 | 包帯法 | |||
| 経管栄養患者へのケア | 剃毛 | ||||
| 排泄 | 便器、尿器介助 | 疼痛アセスメント | |||
| 導尿 | 外 科 |
呼吸管理 | 人工呼吸器の管理 | ||
| 尿道カテーテル留置 | ドレーン管理 | ||||
| 浣腸・摘便 | 緊 急 |
心肺蘇生 | CPRの実施 | ||
| 清潔 | 清拭 | ||||
| 洗髪 | ※参考資料のお奨め |
||||
| 部分洗浄(足浴、陰部洗浄) | |||||
| 口腔ケア | |||||
| 薬物療法 | 経口与薬 | ||||
| 座薬 | |||||
| 注射(皮内、皮下、筋肉) | |||||
| 静脈確保・静脈注射※ | |||||
| 塗布、塗擦法 | |||||
例:部署特有の看護技術の評価項目(循環器外科)
| アセスメント プランニング |
呼吸器系 | 例 |
|---|---|---|
| 循環器系 | ||
| 脳・神経系 | ||
| 内分泌・代謝系 | ||
| 免疫系 | ||
| 骨・筋系 | ||
| 消化器系 | ||
| 泌尿器系 | ||
| 皮膚 | 例 ・褥創の好発部位がわかる。 ・褥創リスクの判断ができる。 ・褥創予防の方法とその適応を理解している。 ・異常時にリーダーに報告できる。 |
|
| 精神・心理 | ||
| 疼痛 | ||
| ADL | ||
| 急変時 | ||
| 術前 | ||
| 術後 | ||
| 薬剤 | ||
| 実践技術 | 呼吸ケア | |
| 循環ケア | ||
| ADL介助 | ||
| 移動・活動 | ||
| 注射 | ||
| 点滴 | 例 ・へパ生クランプルートの管理ができる。 ・定められた手順を遵守し点滴の準備・交換・側管への接続ができる。 ・ラインチェックが正しくできる。 ・指示薬剤が適切に準備でき、ダブルチェックできる。 ・薬剤調合時の変化・異常を報告することができる。 ・点滴終了時のロックの仕方がわかる。(CVラインのロックの仕方、Vラインのロックの仕方、三方活栓の取り扱い) ・CV、末梢静脈点滴カテーテルの刺入・抜去の介助ができる。 ・薬剤の種類により使用輸液ポンプを選択できる。 |
|
| 輸液 | ||
| ドレーンの処理 | ||
| 与薬 | ||
| 安楽 (疼痛ケアを含む) |
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| 栄養管理 | ||
| 検査 | ||
| 術前準備 | ||
| 術後準備 | ||
| 創傷ケア | ||
| 急変対応 | 例 ・患者から離れず、他のスタッフを即時に呼ぶことができる。 ・CPR処置をしやすい環境を整えることができる。 (ベッドボード・ベッド棚・エアーマットのエア抜き) ・気道確保の準備と介助ができる。 ・患者のいる場所へ救急カートを持っていくことができる。 ・DC(除細動)の準備ができる。 ・使用後器具の片付けとカート内物品の補充ができる。 ・CPRが行なえる。 ・救急カートの薬の効用がわかる。 |
|
| 心理的ケア | ||
| 死後の処置 | ||
| 記録 | ||
| 接遇 | ||
| システム・管理 | 業務管理 | 例 ・病棟の看護体制がわかる。 ・指示が変更した場合の明記の仕方がわかる。 ・リーダーに報告すべき医師指示変更内容がわかる。 ・業務時間内に受け持ち患者へのケアが行なえる。 ・他者と協力して行うべき業務を判断・リーダー報告できる。 |
| 手続き | ||
| コスト管理 | ||
| 感染管理 | ||
| 薬剤管理 | ||
| 物品管理 | ||
| 安全管理 | ||
| 退院指導 | ||
| 看護研究 |
- (2)派遣先責任者の適切な選任と派遣先管理台帳の作成(義務)>>詳しくは→3-1-2参照
- 各医療機関は、紹介予定派遣を利用する前に、必ず派遣先責任者を選任しておく。
- 派遣先管理台帳を作成し、派遣労働者ごとに規定の内容を記載する。
- (3)紹介予定派遣制度について院内関係者への説明の実施
- 派遣看護職員を受け入れる医療機関は、紹介予定派遣制度についての院内関係者の理解を深めるために、関係法令についてなど、労働者派遣に関する説明会の実施、解説書・文書の配布などを行う。
- (4)リスクマネジメント体制の整備 >>詳しくは→3-1-3参照
- 派遣看護職員は、基本として各病棟のリスクマネジメントマニュアルに従うため、その受け入れ前に、必ずリスクマネジメント体制および、リスクマネジメントマニュアルを完備しておく。
医療事故発生時の賠償責任の所在
- 基本的には、常勤看護職員でも派遣看護職員であっても、使用者である医療機関は同じ対応をする。つまり、通常の使用者としての責任は、派遣事業者ではなく受け入れ医療機関に発生し、ケースに応じて医療機関に対して“使用者責任に基づく損害賠償請求”がなされる。(民法第715条より)
- 場合によっては、派遣看護職員や派遣事業者に求償できることもある。
- 派遣看護職員が職務規定外の業務を実施し、医療事故を起こした場合でも、使用者責任のある受け入れ医療機関が適切な対応をする必要がある。

- (5)常勤看護職員の負担増加の防止
- 常勤看護職員と派遣看護職員との役割責任、業務分担を明確にしておく。
- 緊急突発時の業務増加への応援体制を明確にしておく。
- 常勤看護職員の残業を把握し、手当を支給する。
- (6)派遣看護職員の病棟看護職員数への算入
- 受け入れ医療機関が社会保険診療報酬算定にかかわる届出をする際、紹介予定派遣の派遣期間中である派遣看護職員を病棟看護職員数に算入することができる。
- ただしその条件として、派遣看護職員が、1ヶ月以上その医療機関で継続して勤務していることが必要である。
