看護実践情報

看護師職能委員会 Ⅱ(介護・福祉関係施設・在宅等領域)の集会・会議

全国看護師職能委員長会Ⅱ〜介護・福祉関係施設・在宅等領域〜

【2018年度 第1回(8月8日)】

組織強化の重要性を語る荒木委員長
暮らしを支える看護職への期待に応える職能目指し認識共有

荒木暁子委員長は冒頭で「あらゆる場・対象に看護を提供する上で、看護師Ⅱ領域に期待が寄せられている」とあいさつ。その上で、看護職が力を発揮できるよう日本看護協会として、処遇改善や人材確保に関する要望活動を行っていることを紹介し、組織力強化への協力を呼び掛けた。

続けて、2018年度の重点政策・重点事業、看護師職能委員会Ⅱの活動方針を解説。これを受けたグループ討議では、①看護管理者が考えるべき労働者および療養者のリスク管理②訪問看護、介護施設、診療所等で働く看護職の課題と情報共有による組織強化策―について話し合った。①では、暴力・ハラスメントの実態や職員の心身的な負担、災害時のリスク管理などについてさまざまな意見が出された。②では、診療所で働く看護職の入会率の低さや研修参加が困難な現状とその対策について共有した。

後半はまず、松江市立病院副看護局長の吉岡佐知子氏が倫理的な視点を踏まえた高齢者へのケアについて講演。意思確認ができる段階から、早期・継続的に適切なアドバンス・ケア・プランニングを行うことや、多職種で話し合える風土・仕組みをつくり、倫理的感受性を高める重要性を語った。

慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室の山岸暁美氏の講演では、診療所で働く看護職の動向などの現状を紹介。治療に重きを置く医師と生活に重きを置く看護師が協働する必要性について話した。また、各地域の看護の機能として、ヘルスアセスメント、自立支援や意思決定支援、社会的処方の受け皿づくりなどに関し、参加者に示唆を与えた。