看護実践情報

看護師職能委員会Ⅰ(病院領域)の活動

事業概要

看護師職能委員会Ⅰ病院領域では、医療提供体制の変化に病院領域の看護職が対応するため、在宅療養支援や看護師のキャリアなどをテーマに活動を進めており、平成27年度からは、看護師長の役割や支援・教育に関する課題発見・意見集約に取り組んだ。その結果、看護師長に求められる役割が1人で所掌できる範囲・量ともに越えている一方、それらの役割の重要度や他者への委譲の可否の程度には差があることから、看護師長の役割の整理が不可欠であるとともに、可能であることも示された。さらに、看護師長が役割を発揮するための支援や教育体制に課題がある一方、自施設や地域において看護師長の支援や教育に取り組む事例もあることが把握できた。そこで、平成29年度は、看護師長への支援・教育に関する取り組みの広がりに向けた情報提供・課題発見を行う。

また、病院における医療や看護の状況は、20年前と比べ平均在院日数が半分に短縮し、1日あたりの手術件数や新規入院患者数、救急搬送患者数は大幅に増加するとともに、入院患者の過半数が75歳以上となるなど、大きな変化がみられている。平成27年度全国看護師交流集会Ⅰの参加者アンケート(n=1,203)においても、9割以上が5年前と比べ、「看護職の業務量が増加している」と回答し、8割以上が「看護の専門性を要する業務が増加している」と回答している。これらの看護職の業務の増加に対応すべく、診療報酬では病棟への薬剤師や看護補助者の配置に対する加算が新設・充実されるなど、国はチーム医療や他職種との役割分担を推進している。現場においても、薬剤師や看護補助者だけでなく、理学療法士や作業療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどが病棟に配置されたり、担当病棟をもって活動する施設が広がっている。このような流れを受け、様々な職種と様々な場面で役割分担をし、連携することが求められるなど、病院の看護職の業務のあり方は大きく変化している。そこで、平成29年度は、多職種協働時代の病院における看護職と他職種の連携や協働のあり方に関して、情報収集・課題発見を行う。

さらに、本会では、病院で働く看護職に関する数多くの事業を進めている。それらの事業に現場の状況を反映させるため、職能委員会の機能である意見集約・課題発見は重要な役割を担っている。そこで、都道府県看護協会と連携し、現場の声をタイムリーに集め、提言をしていく。

活動目的

都道府県看護協会と連携を図りながら、病院で働く看護職を取り巻く状況に関わる課題発見・意見集約を行い、会長に助言する。

活動内容

これまでの取り組み

平成28年度看護師職能委員会Ⅰ病院領域の活動
平成27年度看護師職能委員会Ⅰ病院領域の活動
平成26年度看護師職能委員会Ⅰ病院領域の活動
  • 病院領域における在宅療養支援の取り組みとその意義についての情報提供・課題発見・意見集約
  • 変化する医療提供体制に応じた看護師の多様なキャリアについての情報収集
  • 病院における認知症を有する患者への支援に関する課題発見・意見集約
平成25年度看護師職能委員会Ⅰ病院領域の活動