看護実践情報

評価指標とITシステムについて

評価指標について

評価指標の概要

DiNQLでは、ドナベディアンが提唱した医療の質評価の枠組みである、構造(ストラクチャー)・過程(プロセス)・結果(アウトカム)の側面から、労働と看護の質評価指標を整理しています。データ収集の負担がかからないように、多くの病院が取り組んでいる内容を重視しています。

構造(ストラクチャー) 看護組織の情報で、人員配置や労働時間等の労働状況・看護職の背景や、患者情報などが該当します。
過程(プロセス) 看護実践の内容で、どのような看護を提供したかなどを指標としています。
結果(アウトカム) 看護実践の結果で、「褥瘡」「感染」「転倒・転落」「誤薬」の発生率などです。

評価指標は8つのカテゴリーで計146項目あります(必須項目は11項目)。

評価指標は8つのカテゴリー

このページの先頭へ

評価指標が詳しく解説された説明書

参加病院様向けには、評価指標の定義が詳しく解説された「データ入力の手引き」をお渡しします。

このページの先頭へ

評価指標に関する研修会の開催

参加病院を対象として年度当初に、評価指標の定義やITシステムの使い方に関する研修会を開催しています。評価指標の共通理解を図り、参加病院全体でデータ精度を高める機会になります。
動画による評価指標やITシステムの説明もご用意していますので、忙しい看護師長さんも安心です。

このページの先頭へ

データ入力について

看護実践をデータ化しましょう

DiNQLのデータはさまざまな部署が保有していることが多いため、看護部だけではなく、いろいろな部署のメンバーと協力して取り組むことが大切です。
参加病院様には、看護実践のデータ化に向けた役割分担表や、手作業でデータを集める時に便利な、集計機能付きのエクセルファイルも用意しています。

入力する頻度・評価指標

頻度について

ITシステムはいつでも使用できます。評価指標データを入力すると、すぐにベンチマーク評価結果が表示されます。自分たちの病棟のベースライン(日常的な値)を把握するためには、毎月のデータ入力がもっとも望ましいことですが、四半期(3カ月)ごとの入力(年4回)でも大丈夫です。

評価指標について

病院や病棟の課題に合わせて、入力項目を選択できます。例えば、「褥瘡」と「転倒・転落」に取り組む場合は、「感染」や「医療安全」のデータは未入力でも構いません。ただし、構造・過程・結果の3つの視点を大切にしていますので、例えば「褥瘡」を選択した場合は、「褥瘡」の評価指標項目すべてを入力し、多角的な視点で評価することをお勧めします。

このページの先頭へ

DiNQLのデータ入力画面

DiNQLのデータは、インターネットに接続されたパソコンからいつでも入力できます。

 

DiNQLでは、入力されたデータをもとに、すぐにベンチマーク評価ができます。
ベンチマーク評価では、比較対象を下記3つの方法から自由に選択できます。

  • 全ての参加病院・病棟との比較
  • 同規模・同機能を有する他病院・病棟に絞った比較(絞り込み条件は下記参照)
  • 同じ病院内の病棟間比較
絞り込み条件(各項目のチェックボックスをご確認ください)

このページの先頭へ

ベンチマーク評価について

ベンチマーク評価を活用して、他施設との違いから自施設の強みと弱みを読むことで、課題が見えてきます。
その際、DiNQLの数字だけで看護の質の良しあしを判断するのではなく、自分たちの看護や大切にしている想いを振り返り、ベンチマーク評価として表れた数字の背景を深く考えることが大切です。数字が意味することをどのように捉えるかは、自分たちの目指す看護や看護職一人一人の看護観が問われることでもあります。
DiNQLに参加し、日々の看護実践を“可視化”しながら、より良い看護を目指していきましょう。

※ベンチマーク評価は、医療機関の優劣や順位を示すために行うものではありません。他施設の情報は、自分たちの看護実践を把握し、強みと弱みを分析する際の参考情報として扱います。客観的なデータを参考に、看護の質向上に取り組むことが目的です。

データ活用に関するワークショップの開催

参加病院を対象に、データマネジメントに関するワークショップを開催しています。
改善に向けた取り組みのヒントとなりうる知恵を共有できる場であり、看護の質向上という同じ目標に向かう仲間同士で、新たな知恵を生み出す活動へとつながります。

DiNQLデータ抽出機能を搭載した病院情報システムについて

DiNQL事業では労働と看護の質評価指標を用いてベンチマーク評価を行います。
本事業に参加する病院は、評価指標に関するデータを収集し、ベンチマーク評価システムに入力する必要があります。
本事業に参加する病院におけるデータ収集の負荷を軽減するための1つの方法として、DiNQL事業で用いる評価指標に関するデータを抽出し、CSVファイルに出力する機能(DiNQLデータ抽出機能)が搭載された電子カルテ等の病院情報システムがあります。 こうした製品のうち、下記につきましては、本会からDiNQLデータ抽出機能の搭載に必要な情報が提供されており、本会が保有する登録商標の使用が許可されています2

企業、製品名一覧(2017年2月20日現在)(順不同)
企業名 製品名
富士通株式会社 2017年4月
電子カルテシステムHOPE EGMAIN-GXとHOPE LifeMark-HXで対応予定
プライアルメディカルシステム株式会社 看護キャリア総合管理システム「プライム・マナティ」
  • ベンチマーク評価システムへのデータ入力方法は、入力画面からの直接入力と、CSVファイルをアップロードする方法の2種類があります。
  • 各製品の精度や内容などを、本会が保証するものではありませんので、各製品の個別的な性能保証につきましては当該企業にお問い合わせください。

病院情報システムベンダーの皆さまへ

DiNQL事業ではデータ入力方法として(1)入力画面からの直接入力、(2)CSVファイルでの提出の、2種類があり、参加病院の状況に応じて入力方法を選択できます。2016年度より、データ収集の負荷軽減とデータ精度の向上を目的に、電子カルテ等のデータからCSVファイルを作成する機能(DiNQLデータ抽出機能)を各企業様が開発・販売される際に必要な情報を有償にて提供いたします。また、CSVファイルのデータ精度の確認ができましたら、本会が保有する登録商標(事業名称・ロゴマーク・キャラクター)の使用を許可し、本会ホームページ上に企業名および製品名を掲載し、広く看護管理者の方々に情報提供いたします。
詳細につきましては、担当部署にお問い合わせください。
公益社団法人 日本看護協会 看護開発部 看護情報課

電  話:
03-5778-8495
Eメール:
@