看護職の労働環境の整備の推進

紹介予定派遣から採用までのプロセス

2.派遣業者を決める

  • (1)良質な派遣事業者の選択
    • 派遣事業者を選ぶ際は、複数の派遣事業者を比較
    • 検討し、より良質な派遣事業者を選択する。
    • 教育訓練、能力評価制度などにより、派遣看護職員の質の担保に努めている派遣事業者を選択する。
      (「良質な派遣事業者を選択するためのチェックポイント」の13〜14参照)
    • 看護管理者が、地域の看護管理者同士の情報交換のためのネットワークなどを通じて、良質な派遣事業者を選択するように努めることが望ましい。
良質な派遣事業者を 選択するためのチェックポイント
1 一般労働者派遣事業の許可を得て、又は特定労働者派遣事業の届出を行っているか。 (許可番号又は届出受理番号により確認)
2 職業紹介事業の許可を得ているか。
3 派遣元責任者を配置しているか。
4 派遣労働者に対する雇用保険、健康保険、年金保険の適用が適切にされているか。
5 個人情報の管理が適正になされているか。
@ 管理規定を作成・遵守しているか。
*管理規定に盛り込むもの(例)
・個人情報を取り扱う者の範囲
・個人情報の取扱者に対する研修などの教育訓練
・個人情報の開示または訂正を求められた場合の取扱い
・個人情報の取扱いに関する苦情処理に関すること など
A 正確かつ最新の内容に更新しているか。
B 紛失・破壊・改ざんされることがないように保護しているか。
C 正当な権限をもたないものからのアクセスを防止しているか。
D 保管する必要のなくなった個人情報を廃棄または削除しているか。
6 労務管理が十分になされているか。
@ 派遣看護職員の労働条件、福利厚生などの管理を適切に行なっているか。
A セクシュアルハラスメント・パワーハラスメント等に関して必要な配慮しているか。
7 労働保険、社会保険(健康保険、厚生年金保険)への加入手続きを実施しているか。
8 派遣看護職員に対して、雇入れ時あるいは継続雇用時に健康診断を実施しているか。
@ 雇入れ時健診では、必要な情報をすべて調査しているか。
・ワクチン接種の有無(ツベルクリン・BCG、麻疹、風疹、B型肝炎など)
・感染症の有無    など
9 苦情処理を適切に実施しているか。
@ 派遣看護職員に対する苦情・相談窓口があるか。
A 医療機関からの苦情に対応できるシステムがあるか。
B 苦情などの処理について、派遣看護職員と医療機関の間のコーディネートができているか。
10 看護職のコーディネーターを配置しているか。※1
11 経営状態や労働者派遣の実績は良好か。
(ホームページ、パンフレットなど様々な情報媒体により確認する)
12 派遣事業者の営業担当・コーディネーターの説明は明確か。
13 紹介予定派遣の職業紹介に係る手数料は妥当なものか。※2
@ 紹介予定派遣の手数料が明確に定められているか。
A 上限制の場合、手数料は上限(原則として6ヶ月分の賃金額の10.2%)を超えていないか。
B 届出制の場合、手数料は著しく不当ではないか。
C 手数料と派遣事業者が提供しているサービスの質(情報提供、訓練・教育など)が見合っているか。
14 派遣看護職員の教育訓練を日常的・計画的に十分に行なっているか。
@ 安全衛生教育を実施しているか。
A 守秘義務の徹底に関する教育を実施しているか。
B 心肺蘇生術(CPR)の訓練を実施しているか。
C 教育訓練計画を立案しているか。
D 教育訓練をどのくらいの頻度で実施しているか。
E 教育訓練を実施する講師はどのような人か。
F 教育訓練の具体的内容およびその評価方法はどのようなものか。
15 派遣看護職員の能力・技術の評価基準が示されているか。
(経験年数、経験のある診療科など)
  • (2)就労条件に関する協議・検討
    • 労働者派遣の依頼時などに提示する就労条件の各項目に関して、派遣事業者と十分に協議・検討する。
  • (3)医療事故発生時の対応に関する協議
    • 医療事故の際の賠償責任は原則として受け入れ医療機関にあるが、その際の責任分担については、 事前に派遣事業者と十分に協議しておく。