みんなで考えよう!准看護師制度

    このページでは、機関紙「協会ニュース」に定期連載している「みんなで考えよう!准看護師制度」をご紹介しています。記事の内容や准看護師制度に関するご意見のほかご要望などありましたら、お問い合わせください。

    応援します! 進学に関すること

    第77回「看護師養成所の動向」

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    本会では、准看護師養成停止と看護師養成への一本化に取り組んでいます。ここでは、准看護師養成所の動向について報告します。

    厚生労働省の調査によれば、准看護師養成所の入学者数は、2003年度には1万5,136人でしたが、今年度は5,085人まで減少しています。入学者数減少に伴い、学生募集の停止や閉校が続いており、今年度入学者がいた養成所は185校で、20年前と比較すると2分の1以下に減少しています。また、准看護師養成所の卒業者のうち、准看護師として就業する者は約6割で、残り約4割のほとんどが看護師資格を取得するために進学しています。これらの実態を踏まえ、本会では准看護師を志す人に対して、看護師学校養成所への入学を勧めており、情報提供を行っています。引き続き、都道府県協会と協働して准看護師養成停止への取り組みを進めていきます。本紙2023年7月号「 かんごちゃんが聞く!日本看護協会の政策活動」を併せてご覧ください。

    「協会ニュース」2024年1月号掲載

    第75回「看護管理者への進学相談」

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    今月は「看護管理者への進学相談」についてご紹介します。

    2年課程への進学を検討されている方の中には、働きながら進学 を目指す方もいらっしゃいます。
    働きながら進学を目指す場合には、勤務の調整など職場の協力が必要となるため、できる限り早い時期に職場の看護管理者に相談をしていきましょう。また、具体的に志望校が決まっている場合には、学校名やスケジュールを示して、勤務先から受けられる支援を確認したり、受けたい支援について相談をしてみましょう。  

    本会では「准看護師のための進学特設サイト」に2年課程への進学に関する体験談も掲載しています。
    看護管理者への進学相談をした体験や職場から受けられた支援など、実際に進学をされた方の声を掲載していますので、 ぜひご覧いただきご活用ください。

    「協会ニュース」2023年11月号掲載

    第74回「2年課程への進学準備について」

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    今月は、「2年課程への進学準備」についてご紹介します。

    准看護師の皆さまが2年課程への進学に際して、何から準備をすればよいのか分からないという声をよく耳にします。
    そこで本会では「准看護師のための進学特設サイト」に、進学準備チェックリストを掲載しました。
    チェックリストには、①2年課程(全日制・定時制・通信制)の情報を集めて自分の学習や生活スタイルにあった志望校の検討②志望校決定後と2つのステップで準備を進めていくことや、各ステップにおける確認事項として、定時制・通信制の情報収集のポイントや進学費用の見積もり、必要書類の準備などを詳細に記載しています。

    チェックリストは「准看護師のための進学特設サイト」の「進学準備」よりダウンロードすることが出来ますので、ぜひこの機会にご活用ください。

    「協会ニュース」2023年10月号掲載

    第72回「准看護師のための進学特設サイトの活用」

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    本号より3回にわたり本会HP内「准看護師のための進学特設サイト」について、ご紹介したいと思います。

    本会では、現在就業されている准看護師の皆さまの進学を全力でサポートしています。看護師資格の取得により、看護計画の立案や評価による看護過程の展開など、看護実践におけるより広い視野を持つことが可能となります。また、経験のない領域の看護へのチャレンジ、プリセプターとして後輩の指導、認定看護師・専門看護師などの専門性の高い看護を目指すなど、これまで以上に仕事の幅やキャリアが広がります。ぜひ、本会HP内の進学特設サイトをご覧いただき、将来のご自身の目標を見据えて、2年課程への進学にチャレンジしてみませんか。

    本会では、引き続き准看護師の皆さまの声を反映した活動を進めてまいります。

    「協会ニュース」2023年7月号掲載

    活用してください!奨学金制度に関すること

    第70回「2023年度 看護師学校養成所2年課程(通信制)奨学金募集について」

    2輪の花と田母神理事

    こんにちは。常任理事の田母神です。今月は、看護師学校養成所2年課程(以下、2年課程)への進学をご検討されている方へ、日本看護協会の「准看護師のための進学特設サイト」リニューアルのご案内です。サイトには3人の方の「進学体験談」のほか、准看護師の方々から意見を伺い、進学に際しての「よくある質問」を掲載するなど2年課程への進学情報を充実させました。また、看護管理者の皆さまが、准看護師の進学支援に活用できるコンテンツを新設しました。看護師資格の取得により、仕事の幅やキャリアがこれまで以上に広がります。ぜひ、この機会に特設サイトをご覧いただき、将来のご自身の目標を見据えて、2年課程への進学にチャレンジしていきましょう。本会は、看護師を目指す皆さまをサポートいたします。

    「協会ニュース」2023年5月号掲載

    どうしてる?日ごろの業務に関すること

    第76回「『看護師と准看護師の業務区分・役割分担に向けた情報交換会』のご紹介」

     

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    11月7日(火)に開催しました「看護師と准看護師の業務区分・役割分担に向けた情報交換会」(以下、情報交換会)についてご紹介します。

    情報交換会は、当初予定を大きく上回る約400人の参加がありました。本会からの「看護チームにおける看護師・准看護師及び看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイド」に基づく看護師と准看護師が協働する上で必要な体制整備に関する説明の後、2施設の看護管理者から同ガイドラインの活用事例を紹介いただきました。参加者からの「看護計画に関する准看護師の関わりについて」の質問に対し「ガイドラインでは看護計画立案は看護師が担うと整理しているが、准看護師が観察した状況や得た情報を基に、看護計画の一部を提案することは有益である」「最終的な計画立案の責任は看護師が担う」と回答するなど、活発に意見交換が行われました。本会はガイドラインの普及啓発に努めていきます。

    「協会ニュース」2023年12月号掲載

    第73回「『看護師と准看護師の業務区分・役割分担に向けた情報交換会』について」

     

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。
    今月は、「看護師と准看護師の業務区分・役割分担に向けた情報交換会」についてのご案内です。
    本会では、社会における看護へのニーズが変化する中において、安全で質の高い看護提供体制づくりを進めています。

    このたび、准看護師が勤務している施設・事業所の看護管理者の皆さまを対象に情報交換会を開催します。
    情報交換会では、看護師と准看護師の業務区分・役割分担などの取り組みを行っている看護管理者から具体的な取り組みなどの情報提供や、参加者との意見交換を行います。
    情報交換会を通じて、各施設の課題解決を図り、法令に基づく安全で質の高い看護提供体制を目指していただきたいと思います。

    本会HP内特設ページよりお申し込みいただけます。
    皆さまのご参加をお待ちしています。
    【開催日】11月7日(火)14:00~16:00(ハイブリッド形式)

    「協会ニュース」2023年8・9月号掲載

    第71回「ガイドラインの活用」

    2021年度改訂版 看護チームにおける看護師・准看護師及び看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイドの表示画像

    こんにちは。常任理事の田母神です。本会では「看護チームにおける看護師・准看護師及び看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイド」を活用して、看護師と准看護師の役割分担・業務区分などに取り組む施設の事例を掲載しています。

    看護師と准看護師は異なる資格であり、法令で規定されています。一方、看護師と准看護師が同一の業務や役割を求められる実態もあり、准看護師からは不安の声も聞かれています。安全で質の高い看護を提供できるよう、看護チームにおける業務のあり方に関する基本的な考え方、各施設において必要な体制整備について目指す姿を示す本ガイドラインのさらなる活用が必要です。ガイドラインの活用事例をご参照いただき、自施設での取り組みにご活用ください。

    取り組み施設の事例

    その他

    第78回「全国准看護師看護研究会について」

    こんにちは。常任理事の田母神裕美です。本紙2023年11月号4面では、全国准看護師看護研究会から本会に要望があった記事を掲載しました。この重要な要望をされた全国准看護師看護研究会についてご紹介します。

    全国准看護師看護研究会は、会員同士の交流を通じて、准看護師自らの意見を発信する唯一の団体として、1993年に発足されました。「すべての准看護師を看護師へ」をスローガンに掲げ、看護師学校養成所2年課程、特に通信制への入学、卒業、看護師資格取得に対する支援、看護師として就業後に直面する問題など、長年取り組まれています。また、准看護師養成停止・看護制度一本化は、看護職の地位向上・処遇改善につながるとして、関係団体と連携をして准看護師養成停止・准看護師制度廃止に向けた活動をされています。看護職一人一人が看護教育制度について、その矛盾を含め理解することが極めて重要です。本会はこのたびの要望を受け、引き続き准看護師養成停止に向けた取り組みを強化していきます。

    「協会ニュース」2024年2月号掲載

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    日本看護協会 准看護師制度担当
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