地域包括ケアにおける看護提供体制の構築

地域包括ケアシステムの構築・推進

少子超高齢社会を迎え、誰もが望んだ“長寿”が、介護問題や生活習慣病の増加など、深刻な課題をもたらしています。地域社会の相互扶助の弱体化が子育て世代の孤立を引き起こすなど、複雑で多様な健康課題が顕在化しています。こうした課題の解決に向け、日本看護協会では2015年に公表した「看護の将来ビジョン」の中で、子ども・子育て世代から障がい者、高齢者など、全ての住民を対象とした地域包括ケアシステムの構築・推進を打ち出しました。
この互いに支え合う仕組みの構築には、行政で地域の特性や制度などに詳しく、地域の人々や関係する多職種と協働しケアの仕組みをつくり、つなぎ役・けん引役となる保健師の役割が重要です。

本会では、市町村における地域包括支援センター主管部門および地域包括支援センターの保健師(または看護師)が果たすべき役割・機能を明確にし、その機能を発揮できる環境整備に向けた方策を打ち出す基礎データとして、2013年度に全国全数調査を実施しました。
2014年度には、市区町村の地域包括ケアシステム構築に関わる主管部門に所属する保健師を主たる対象とした「地域包括ケアシステム構築のための保健師強化プログラム」を実施しました。
また、2015年度には、全国で展開されている先駆的な地域包括ケアシステムの様々な取り組みを共有すべく「全国地域包括ケア推進大会」を開催いたしました。

報告書