生涯学習支援

感染管理学科

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感染管理認定看護師教育課程の概要

感染管理認定看護師教育課程では、在宅から急性期病棟まで、全ての医療関連施設を利用する患者・家族・訪問者はもちろん、現場で働く全ての人を感染源から守ることが感染管理認定看護師の役割であるとの考えから、その役割を担うために必要となる幅広い感染管理に関する知識と医療施設内で多職種の方々と協働できる能力を育成することを目的としています。

課程の特徴

神戸研修センターでは、2014年度改正の基準カリキュラムに沿って科目を履修します。
約6カ月、660時間の履修では、経験豊かな感染制御医師、感染管理認定看護師、感染制御認定臨床微生物検査技師(日本臨床微生物学会認定)、専門または認定薬剤師など、多職種の先生方の支援の下、授業や演習に加え、近畿地区内での臨地実習を行います。
授業では、通常の看護業務では学ぶことが困難な微生物学、感染症学、疫学、統計学などに加え、主体的な改善活動を行うために必要なスキルが学べるよう研修生を支援します。また、自身の施設の医療関連感染予防・管理プログラムを立案し、研修終了後にすぐに実践ができることをゴールとしています。限られた期間での研修ですが多くを学ぶことができるよう、研修生が抵抗なく、楽しみながら知識が習得できるような授業運営を目指しています。
特に、微生物検査演習では、感染制御認定臨床微生物検査技師の方々の手厚い支援を受け、知識の習得、カリキュラム評価においても満足度の高い内容となっています。

カリキュラム概要

共通科目

120
時間

専門基礎科目

120
時間

専門科目

120
時間

演習

90
時間

臨地実習

180
時間

看護管理

15

感染管理学

15

医療関連感染
サーベイランス

45

学内演習

90

臨地実習

180

リーダーシップ

15

疫学と統計学

30

感染防止技術

30

 

 

 

 

文献検索・文献講読

15

微生物・感染症学

60

職業感染管理

15

 

 

 

 

情報管理

15

医療管理学

15

感染管理指導と相談

15

 

 

 

 

看護倫理

15

 

 

洗浄・消毒・滅菌と
ファシリティマネジメント

15

 

 

 

 

指導

15

 

 

 

 

 

 

 

 

相談

15

 

 

 

 

 

 

 

 

臨床薬理学

15

 

 

 

 

 

 

 

 

医療安全管理

15 

 

 

 

 

 

 

 

 

対人関係

15

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

150

 

120

 

120

 

90

 

180

総時間数          660

スケジュール(合格から修了式まで)

修了生のメッセージ

11期生 藤川 勇実
私たち11期生は、感染管理認定看護師を志し神戸研修センターに集まった30人の同志です。北は青森県、南は大分県から集まった仲間は、生活環境も文化も異なった地域の出身者でしたが、同じ目的を持った仲間同士が意気投合することは難しいことではありませんでした。
半年間の研修では、実践の場でご活躍されている感染管理認定看護師の諸先輩方や経験豊かな医師・検査技師・薬剤師の先生方の熱い指導の下、感染管理認定看護師に必要な専門的な知識、高度な技術、心構えや態度を含めた実践・指導・相談ができる能力の習得を目標に、講義や演習、臨地実習を通して学びを深めるがことできました。
入学当初は臨床現場では経験しない座学の毎日に、戸惑いながらの通学でした。しかし、微生物検査演習、数多くのグループワークやプレゼンテーション、県外で行われた学会参加演習を通じ、次第に研修環境にも慣れていきました。また、交流会や忘年会等のオフ会を通して研修生同士がお互いを理解し合う機会もありました。
研修中は、課題や科目試験、5週間の臨地実習に加え、感染管理認定看護師に必要な知識の習得を確かめる膨大な範囲からの修了試験がありました。また、研修の最後には医療関連感染予防・管理プログラム発表会を集大成として自らが企画し行うなど、過酷なスケジュールでした。しかし、研修期間中に深めた友情があったからこそ、協力し合い励まし合い、修了式まで走り抜けることができたと思います。
私たちは、所属施設の規模や特徴も異なり、自分自身が所属施設で初めての感染管理認定看護師となった方、2人目・3人目の感染管理認定看護師となった方もいました。また施設に戻ってからは、専従で活動する方もいれば兼任での活動をする方もおり、任せられる役割や立場、活動もさまざまです。しかし、感染管理認定看護師の役割である「医療を提供する場で働くあらゆる人々および患者とその家族を医療関連感染から守る」という目標に変わりはありません。今後、感染管理認定看護師として活動していく上で、自身の能力や知識を超える事例や相談に直面することがあると思います。そのときには神戸研修センターで共に学んだ掛けがえのない仲間と協力し合い、所属施設の医療関連感染の予防と管理の実践に向けて一歩ずつ進んでいきたいと思います。

 

12期生 小坪 浩之

私たち12期生は、これから始まる研修への期待と緊張の中、神戸研修センターの入学式を迎えました。入学当初は慣れない座学と長時間の通学により、疲労困憊(こんぱい)の毎日で「家を研修センターの近くに借りておけばよかった。」と後悔することもありました。しかし、看護師としての背景や年齢、所属施設が異なるさまざまな仲間と出会う、という好機を得ました。授業科目の共通科目ではその仲間たちとグループワークを通し、がん化学療法看護、緩和ケア、感染管理分野の理解を深め、認定看護師としての資質や今後の自分のあるべき姿を考える機会となりました。専門科目で最も印象に残っているのは、微生物学の細菌検査の演習です。実際に細菌培養やグラム染色を行い、自分の目で確認することで微生物への理解を深めるきっかけとなりました。
感染管理認定看護師は、自分の病院組織の感染管理だけでなく、地域病院における感染管理の情報も収集しておく必要があります。そして、戦略的なアプローチを行うことで、病院組織の感染管理を推進します。研修では、自施設で感染管理の実践ができるよう、組織分析を行い、感染管理プログラムを作成しました。自施設の現状や課題から、どのように感染管理を実践するのか悩みましたが、学科教員が私たち個人に合わせた指導を丁寧に行ってくれました。また、机上で作成した感染管理プログラムは、5週間の臨地実習を通し、より実践的なものに仕上げることができました。

約6カ月の研修は、毎日が濃厚で充実しており、あっという間に過ぎました。それは、通常の看護業務では学ぶことができない専門性の高い講義を経験豊かな感染制御医師、感染管理認定看護師、臨床微生物検査技師、薬剤師の先生達が熱く、丁寧に教授してくださったおかげです。また、研修中のつらい時期を支え合った仲間がいたからです。
私たちは、研修の最後に医療関連感染・管理プログラムの発表会を企画・開催しました。そのテーマである「Step by step〜新たな一歩を踏み出そう〜」というテーマは、私たち12期生の決意です。今後も、研修を乗り越えた仲間とのつながりを大切にし、堅実な一歩を踏み出し、常に成長し続けたいと思います。