生涯学習支援

感染管理学科

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感染管理学科とは

感染管理とは、急性期病院、慢性期医療施設、外来クリニック、透析センター、外科センター、在宅医療など医療を提供する場にいる患者・家族・訪問者や医療従事者など全ての人を医療関連感染から守るための組織的活動です。感染管理認定看護師の役割は、多職種と協働しながら、医療関連感染の予防と管理を推進することです。感染管理学科では感染管理認定看護師に必要な専門的知識と高度な技術に基づく実践能力を有する人材の育成を目指します。

学科の特徴

当課程は1年間、810時間の課程であり、講義、演習、実習を通して、所属施設の状況に合った実践可能な医療関連感染予防・管理プログラムを立案し、卒後すぐに実践できることを目指して学習します。講義は感染症専門医や感染管理分野の専門家である講師から微生物・感染症学、疫学、統計学、サーベイランス実践に必要な知識と技術、洗浄・消毒・滅菌の原則と実際、医療環境管理、医療制度や関係法規など、感染管理認定看護師に必要な知識・技術を体系的に学びます。演習では240時間を使って主体的な感染管理活動を実践するために必要なスキルの習得と所属部署で実践する感染予防・管理プログラムの立案に取り組みます。文献検索や文献講読、グループワーク、ロールプレイ、模擬授業、体験学習などを通して学びを深めることで、専門知識と技術の習得だけでなくコミュニケーションスキルの向上も目指します。臨地実習は関東圏内の医療機関で行います。

カリキュラム概要

共通科目150時間専門基礎科目120時間
看護管理 15 感染管理学 15
リーダーシップ 15 疫学と統計学 30
文献検索・文献講読 15 微生物・感染症学 60
情報管理 15 医療管理学 15
看護倫理 15    
指導 15    
相談 15    
対人関係 15    
臨床薬理学 15    
医療安全管理 15    
専門科目120時間演習240時間実習180時間
医療関連感染サーベイランス 45 演習 240 実習 180
感染防止技術 30        
職業感染管理 15        
感染管理指導と相談 15        
洗浄・消毒・滅菌とファシリティ・マネジメント 15        

総時間数 810時間

■共通科目(150時間)
共通科目では、認定看護師という専門職業人としての看護職に必要な共通の能力を養うために「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献講読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」「対人関係」「臨床薬理学」「医療安全管理」の10科目を履修します。共通科目でこれらを学ぶことで、専門基礎科目・専門科目で得た知識・技術を臨床現場において具体化していくための能力を身に付けます。授業は講義形式のほか、全学科合同のグループワークによって、他学科の学生との交流を深めるとともに多角的な視点で自らの看護実践を振り返る機会にもなります。

■学内ケースレポート発表会(全学科合同)
各分野の臨地実習や教育課程で学んだ成果を全学科の学生で共有する発表会です。各学科から選出された学生の口演発表と全学生参加のポスター発表の形式で行い、他分野の認定看護師の役割や成果を学ぶことができます。これまでの講義、演習、実習で学んだプレゼンテーションスキルを駆使し、ケースレポート作成、ポスター作成、発表準備、当日の発表に取り組む経験は、卒業後に認定看護師として学会発表など行う際の大きな力になります。

卒業生からのメッセージ

15期生 野呂修平

不安と緊張の中始まった看護研修学校は、毎日が刺激的で、あっという間の1年でした。他学科とともに受講する共通科目では、グループワークを通し、異なる視点で物事を考える機会となりました。専門科目では、統計学や疫学など、難しい内容も講師の先生方が、わかりやすく、根気強く教えてくださいました。その中でも、印象に残っているのは、微生物学です。机上で学ぶだけではなく、実際に細菌検査の演習を通して、理解を深めることができました。1年という短い期間で学ぶため、課題に追われることもありました。また、感染管理プログラムの作成では、自施設の現状を踏まえ、どのように感染管理を実践していくのかを悩む日々が続きました。そんな中、学科教員は、個々に合わせた指導を行い、支えとなってくれました。そして何より、かけがえのない仲間に出逢うことができました。全国から集まった年齢も、施設背景も、職場での立場も異なる仲間と、支え合い、励まし合い、時にはぶつかり合い、そのどれもが自分の成長の糧となりました。卒業した今も、各施設での活動報告や、悩みを共有し、刺激し合っています。自施設に戻っても一人ではありません。これからも、共に学んだ仲間と、切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長していきたいと思います。

 

14期生 斉藤麻里

看護研修学校では多くの課題に追われ、自施設で自分には何ができるのかを悩んだ日々でしたが、今思い返すと楽しかった思い出ばかりです。それほど充実した毎日を過ごすことができていたのだと思います。 共通科目では、他学科の仲間とのグループワークの機会も多く、お互いの分野への理解を深めることができました。これは、看護研修学校で学ぶことができたからこその経験であり、今後自施設で他分野の認定看護師と連携し活動していく上でも貴重な経験となりました。学科の先生方の厳しくも温かい指導は、悩み、立ち止まりそうになる心に前に進む勇気を与えてくれました。講師や実習指導者の方々には、感染管理の基礎となる知識や技術に加え、感染管理に向き合う姿勢も学ばせていただき、今後の自己の歩むべき姿を考える機会にもなりました。 そしてなにより、全国各地から集まった同じ志を持つ仲間との出会いはとても幸せなものでした。共に悩み、乗り越えてきた仲間は卒業した今でもなくてはならない存在です。今後も「14期生の和」を大切にし、お互いを高め合いながら頑張っていきたいと思っています。