生涯学習支援

救急看護学科

救急看護学科
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救急看護学科
救急看護学科

救急看護学科とは

•救急患者は時と場所を選ばず発生するため、救急看護はあらゆる場面で行われます。
•救急看護の対象は、疾病、外傷、脳血管障害、中毒などの多種多様な疾病・外傷を有したあらゆるライフステージの患者とその家族です。
•看護師は、病態の緊急度・重症度を基軸として、少ない情報から患者の状態を判断し急激な状態変化に即応した看護援助を行います。
•救急看護は患者の発症・受傷時から社会復帰するまでをカバーする幅広い領域であるといえます。
•救急看護のケアの方向性は、社会復帰を見据えて心身の障害を最小限にとどめることです。

学科の特徴

•一年間の研修では、専門的な知識・技術を駆使した治療と看護の両方を患者・家族の抱える問題の質と大きさによってバランスよく使い分け、救急看護を実践できるエキスパートの養成を目指してカリキュラムを構成しています。
•すでに現場で獲得している知識と技術を理論的根拠を用いて体系化し、さらに最新の幅広い知識と技術を各専門領域の講師から学びます。必要な時に確実な救命技術が提供できることはもちろん、多様な対象に応じた救命技術、急変時対応の指導ができることを目的としたカリキュラムが組まれています。

カリキュラム概要

共通科目150時間専門基礎科目120時間
看護管理 15 救急看護概論 30
リーダーシップ 15 救急患者の主要病態と治療 30
文献検索・文献講読 15 救急患者と家族の心理・社会的アセスメント 30
情報管理 15 災害急性期看護 30
看護倫理 15    
指導 15    
相談 15    
対人関係 15    
臨床薬理学 15    
医療安全管理 15    
専門科目150時間演習165時間実習225時間
救急患者のフィジカルアセスメント 60 演習 165 実習 225
救急看護技術 75        
急性症状とケア 15        

総時間数 810時間

救急看護と集中ケアの領域の違いって?

■共通科目(150時間)
共通科目では、認定看護師という専門職業人としての看護職に必要な共通の能力を養うための科目で「看護管理」「リーダーシップ」「文献検索・文献講読」「情報管理」「看護倫理」「指導」「相談」「対人関係」「臨床薬理学」「医療安全管理」の10科目を履修します。これらを学ぶことによって認定看護師の基盤となる専門的知識を学び、専門基礎科目・専門科目で得た知識を看護現場において具体化していくための能力を身に付けます。授業は講義形式のほか、学科を越えたグループワークによって、他分野との交流や多角的な視点で自らの看護実践を振り返る機会にもなります。

■専門基礎科目(120時間)
●救急看護概論
 救急医療・看護に関する一般的な概念を踏まえ、救急看護認定看護師の役割や機能について考えられる能力を養います
●救急患者の主要病態と治療
 救急患者の主要な健康問題の病態生理や生体反応のメカニズムについて学習し、エビデンスに基づく最新の治療 について学習します。
●救急患者と家族の心理・社会的アセスメント
 救急医療を必要とする患者・家族の心理と社会的状況について、関連する理論を活用しアセスメントする能力を養います。
●災害急性期看護
 集団災害医療・看護の原則について学習し、災害発生時に状況や場に応じた看護活動・実践ができる能力を養います。

■専門科目(150時間) 
●救急患者のフィジカルアセスメント
 救急患者のアセスメントに必要な知識を再確認し、発達段階に応じたフィジカルアセスメントの知識・技術を学習します。
●救急看護技術
 救急看護領域で独特な看護技術を根拠に基づく的確な判断のもとに安全な技術で実践できる能力を養います。
●急性症状とケア
 救急患者の主要な健康問題の病態生理や生体反応のメカニズムを踏まえ、回復過程の促進・合併症予防に向けた安全かつ有効な救急看護が実践できる能力を養います。

■演習(165時間)
●演習1(救急看護領域における問題解決プロセス)
看護理論について学習して看護やケア(ケアリング)の概念を再確認し、救急医療における看護独自の役割機能、救急領域での看護師による実践の意味や意義を考えられる能力を養います。
●演習2(事例展開)
これまでの臨床経験と学習した知識を統合させ、全人的かつ個別性のある救急看護の実践ができる倫理的思考プロセスを習得します。
●演習3(救急看護技術指導案の作成)
臨床現場に活用できる救急看護技術指導案作成に必要な知識を修得し、臨床での指導に活かす力を養います。
●演習4(ケースレポート)
研究的な視点を持って救急看護を実践し評価することができる思考プロセスを養います。
●演習5(救急重症患者の全身管理)
救急重症患者に対する適切な病態アセスメントに基づいた全身管理に必要な知識と技術を習得します。

■臨地実習(225時間)
「初療看護」「救急患者の急性期看護」「院内トリアージ」「プレホスピタルケア」の看護経験や救急看護技術指導を通して、質の高い自律的な看護実践能力とスタッフへの指導・相談能力を養います。

■学内ケースレポート発表会(全学科合同)
各分野の臨地実習やこれまで教育課程で学んだ成果を全学科の学生が共有する発表会です。学科で選出された学生の口演発表では他分野の認定看護師の役割や成果を学ぶことができます。また、全員参加のポスターセッションを行い、ポスター作製や発表準備は卒業後の学会発表の学びの場となり、今後認定看護師としての活動に役立ちます。

卒業生の声

20期生 弥富 祐樹

学校に入学するまで、看護をこれほどまでに深く考え、看護について語り合うことはありませんでした。卒業した今は、共に学校生活を送った仲間や教員とのつながりが大きな支えとなっています。
看護研修学校の大きな魅力は、すてきな教員・講師陣がいること、そして7学科約200名が在籍していることです。共通科目の授業では、全学科合同でグループワークを行うこともあり、他の領域と情報交換を行うこともできました。ケースレポート発表会では他の領域に刺激を受けることも多くありました。他者の価値観とは、倫理とは、看護とは何かを考え、自分と向き合い苦しい思いもしましたが看護師として、また人としての成長を実感しています。
救急看護認定看護師として必要な知識・技術そして問題解決能力以上に得られるものが看護研修学校にはあります。自信をもって、看護研修学校の入学をお勧めします。

 

20期生 坂本 寿満子

私は、自施設の仲間から「救急は患者との関わりが短時間であるため看護がない」という思いを聞きました。この言葉によって、私は救急にも看護があることを伝えたいと考え、認定看護師を目指す決意をしました。研修期間には最も大切な看護師の根っこである「看護とは何ですか」を日々考え、人に説明することの大切さや論理的思考について学びました。共に悩み、考え励まし合った仲間たちと、看護の素晴らしさを再確認させてくれた教員の存在は人生の宝となりました。
「感動は人を動かす!」。私は教員や仲間から大きな感動を受け成長できました。私も人に感動を与えられる救急看護認定看護師でありたいです。そして「救急は最後のとりでであり、社会復帰への最初の一歩である。その人らしさを支える看護」をしっかりと人に伝え根拠ある実践をしていきたいと考えます。